ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■PONPON痛い痛い。
金曜日から栃木の実家に帰ろうとしたら、娘・R(9才)にマイコプラズマの気配が。

「おなかがいたいの」

ということでお腹が下り気味。嫁が医者に連れて行ったがはっきりせず。

「うーん、今日は行くのはやめとこうか」

土曜日に行く、もしくは行くのをやめることにした。いずれにせよRのこの弱った様子が痛々しくて、とても栃木まで連れて行く気にはなれない。かわいそうだ。

しかしここで反対する者が現われた。息子・タク(7才)である。

「やだー!おばあちゃんちに行きたい!」

全力で楽しみにしていたのに、絶対行くのだと言ってきかないのである。

「君はおばあちゃんにポケモンカードを買ってもらいたいだけだろ」

「うん!」

タクは大きく頷いて返事した。すがすがしいまでのおねだり小僧である。ひとまず母に電話して

「Rの体調が悪いので今日は行けない。ごめん」

と伝えると

「無理して来なくてもいいよ。タクがポケモンカード欲しいのなら買って送ってやるよ」

カードの話は何も言ってないのにそこまで言う母。送るて。どこでも売ってるのにそこまでするか。

「お母さん!そこまで甘やかさなくてもいいから!」

と母を諭す。なんか、昔、ヒモとか金をたかってばかりいる売れないミュージシャンとか、ダメダメな男とばかり付き合ってる友達を説得した時のような。

結局、母も口ではそう言うが、きっと楽しみにしていたに違いないとは思うので、僕とタクふたりで行くことにした。Rは嫁と留守番である。

「やったー!おばあちゃんにカード84枚ぐらい買って貰おーっと」

「多すぎだろ!しかもなんだよその中途半端な数字!」

タクも大喜びでますます強欲になっていた。Rは可愛そうだけれども、

「お土産買ってきてあげるからね」

と約束した。何がいいかな?と聞いてみたら

「さの丸(栃木県佐野市のゆるキャラ。わりとカワイイ)のストラップ…」

「おお、そんなものが欲しいのか。いいよ」

タクとは正反対でささやかなものである。また、朝からずっと食欲がなく、ぐったりしているので

「何か食べたいものがあるか?」

とも聞いたみたら

「なか卯のうどんが食べたい…」

なんか、望む物がいちいちショボすぎて可愛すぎる。タクには悪いけれども、弱ったRを置いて行くのはちょっと気が引ける。ずっとRのそばにいて見守りたい。

まあでも決まったことだし、Rのことは嫁に任せて…と、とりあえずうどんを買いに行く僕であった。

うどんより、わたしゃRのソバがいい。なんつって。

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11月24日(土)
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