ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■0354(おみこし)
日曜日の午後も、別の神社のお祭りがあった。

午前中と同じように子供御輿や子供山車の巡行があったので娘・R(9才)と息子・タク(6才)を連れて行った。

また、今回は嫁が女御輿に参加してしまっているのだった。最近ママさんバレーチームに加入したところ、即座に御輿の担ぎ手として招集されてしまったのだという。

「お疲れ〜」

なんかもう疲れ切った顔で御輿を担いでいるので、タクなどは

「ママ、ガンバレ」

と応援してそばを離れなくなってしまった。あぶないっつの。担いでいるのはウチの嫁のようなママさんバレーチームとか、子供御輿を担いでいる少年野球やら少年サッカーやらの子供達の母親達がほとんどなので、「女御輿」と言ってもその字面から連想される色っぽさやエロさは全くない。

フエを吹いて先導しているオッサンも

「はい〜元お嬢さん方、頑張って〜」

よけいなひとことをつけて励ましていた。みのもんたですら、どんなご年配にも「元」なんて付けないのに、ひどいものである。

一方、男御輿の方は、プロの方々や生粋の地元の人に混じってRとタクの小学校の校長先生や、若い色男先生も汗だくになって担いでいた。僕は父兄のソフトボールチーム繋がりで何度か一緒に練習しているので多少顔なじみになったのである。休憩ポイントになると

「せんせーい」

とRとタクが駆けて行くので、僕も「大変ですね」と挨拶をした。色男先生はRのTシャツの襟元から覗く水着の日焼け跡を見て、

「スゴイ焼けてるねー。そういえば君、夏休みの水泳教室、ほとんど来てたね。全部は来てなかったと思うから皆勤賞は貰えないけど、精勤賞はもらえるよ」

とニッコリとして言う。色男なので汗だくになっても爽やかだ。そうか、この先生、夏休み中もずっと学校の水泳教室やってたんだなー、と感心していたら、帰り道になって嫁が

「あの先生、Rの担任でもないのにRのことチェックしすぎだわ!カワイイから狙ってるんだわ!さすが色男だわ!」

とちょっとおかしくなっていた。落ち着けよ。むしろそれ、どっちかっていうと僕のリアクションじゃない?先生には僕も、

「次回は是非、ソフトボールチームでも御輿担ぎましょう!」

と誘われてしまったがどーなんだろう…。ソフトボールですら体が付いて行かないのに、御輿なんて10歩ぐらいで息切れする自信がある。

うーん、御輿かあ…。夜、じっくり考えてみようと思うのだけれども、夜、じっくりやってしまうのは

いつもの御輿り半なのであった。

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09月04日(火)
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