ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■外野が俺にもっと輝けと囁いている。
夏なのに子供達が家の中でダラダラしているので

「夏だから外で暴れようぜ」

とケツを引っぱたくのだがイマイチ反応が悪く、

「外だと暑いから児童館なら涼しくていい」

という非常にだらけた答えが返ってきたので外に放り投げようとしたのだが、炎天下のアスファルトのミミズみたいになりそうなグダグダぶりだったので児童館に連れて行った。

ま、児童館なら僕も図書室で手塚治虫全集なぞ読みながら涼んでいられるからいいか…と思ったら甘かった。体育室でドッジボールに付き合わされ、早速汗だく。息子・タク(6才)などは開始5分でボウズ頭から汗を流し、野良犬のようなフレーバーが漂う。

その後は娘・R(9才)が

「人生ゲームやりたーい」

今度は人生ゲームを借りて3人でバトル。ドラえもんバージョンのもので、ゴールでのび太がしずかちゃんもしくはジャイ子と結婚するかで明暗が分かれる。世知辛いこの世の中、ジャイ子とはいえ絶対結婚できるという設定がヌルいような気がする。ていうかのび太の女関係って近所関係のみで他に広がりようがないのか。

結果、僕がボロ勝ちしてしまいタクが泣きべそをかくというイヤな展開になりつつあったが、

「タクの好きなことしていいから」

と励ましてやると

「またドッジボールしたい…」

とメソメソと言うのでもう一度体育室に行きテンションを上げていると

「パパ!」

またもや汗だくの野良犬になったタクが突然叫ぶ。

「なんだ!」

「うんち!」

ずだだだーっとトイレに駆け込んで行った。5分後、

「ちょっと漏れてた…」

ショボーンとしながら戻って来た。

「見せてみろ」

トイレに戻ってパンツ判定を行なう。こないだ医者に行って薬を飲ませているが、まだお腹の調子が良くないのだろう。レベルによってはただちに撤退しなければならん。

レベルA:ダダ漏れ。ただちに撤退レベル
レベルB:漏れ漏れ。ただちにパンツ取り替えレベル。
レベルC:ちょい漏れ。ただちに影響ないレベル。

「うーん、C!」

まあ多少はいいか、ということでドッジボール続行。ただ

「やーいウンコマン」

と冷やかしたら泣きながら本気でボールをぶつけて来た。

ドッジもドッジである。

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08月26日(日)
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