ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■2時の息子。
栃木の実家に泊まった夜、僕はふと目が覚めた。

時計を見ると午前二時近く。すなわち丑三つ時である。いい年してオバケが出る、コワイヨ〜…などとはさすがに思わなかったが、昔、この部屋には雉の剥製があって、夜に目が合うと怖かったなあ…と、わりとどうでもいいことを思い出していたら

ゴソゴソッ!

急に物音がしたので「キジデター!」とまじでびびった。が、それは息子・タク(6才)ががばっと起きた音であった。

「どうした?」

ぼけーっとしたタクの顔を窺いつつ声をかけてみると

「おしっこ、もれた」

「わはは、よく気付いたな。じゃあトイレ行こうね」

トイレに連れて行くと相当溜まっていたのか、かなり長い時間、瀧の音が絶えることがなかった。パンツとズボンを脱がせて寝床に戻ると嫁も起きており、タクを着替えさせた。幸いフトンまでは濡れていなかった。

「タクはたまにこういうことあるよなー」

と言うと

「環境が変わると時々あるね」

と嫁が説明する。特に今のようによそにお泊まりするとワクワクしてしまい、興奮して漏らしてしまうのだという。

「犬のうれションかよ」

と思ったのだが僕も眠かったし反論する必要もないほどわりとどうでもいいことだったの寝てしまった。

ただおねしょがうれションかどうかはともかく、おねしょを恥ずかしがってそれを隠したりすることなく、

「もれた!」

と正直に言うところはエライと思う。ガバッと起きてササッと脱いでとっととトイレに行く。漏れる量もフトンまで濡れたことはない。これは努力して食い止めてるのか、それともたまたまなのかはよく分からないが…。

おねしょをしてもぐずぐずしないでテキパキと動くところは拍手でもして褒めてやりたいところである。

スタンディングオネーション。なんちて。

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08月14日(火)
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