ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■アルソック。ネブソック。
水曜日の、いや、木曜日に日付が変わった深夜の午前3時半。

おもむろに寝室のテレビをポチッとつけながら、僕は悩んでいた。オリンピックの女子サッカー決勝戦を見るかどうかを。終わりまで見てしまうと寝不足になって翌日確実に支障がある。ていうか3時半まで起きてる時点で既にダメだろっていう。

テレビにはちょうどレスリングで金メダルを穫った吉田選手が映っていた。3連覇とか凄まじする。ウチの子らの人生以上の長い年数、頂点に立ち続ける努力と苦労など、ちょろっと想像しただけで重過ぎて、僕なんかあっという間に死んでしまいそう。歴史的快挙である。いっちにっさんしいアルソック。綜合警備保障。

そう。これから金であれ銀であれ、なでしこジャパンが初めてメダルを穫るという、これも歴史的快挙。それがこれから始まるのだ。ただ眠いから寝ちゃおうなんて考えるのは吉田選手だけに早計(綜警)なのだ。なんちて。

やはり見るべきだろうね、ということで寝っ転がって始まった試合を見ていたらあっさり先制され、もうこの頃から睡魔がハンパなく襲ってきた。このままだと間違いなく寝落ちする。歴史的快挙よりテレビつけっぱで寝て翌朝嫁に怒られるのを防ぐ方が重要である。テレビを消し、寝ようとしたところ

「なんで消すのよ」

いきなりしわがれた声が。ギャアアアアア!オバケエエエエエ!まじでちんこが縮み上がった。しかしその声はオバケではなく嫁であった。てっきり横で寝ているものと思っていた嫁もいつの間にか目が覚めていて見ていたらしい。テレビを消して部屋が暗転したばかりだったので、暗がりの中でこちらを睨み付ける嫁の顔が辛うじて確認出来、二度縮んだ。オバケの方がまだましだった。

「僕は寝ちゃうから後ヨロシク」

再びテレビをつけて嫁に言い残して、今度こそ寝るぞ、と寝の体勢に入ろうとしたら…

「なでしこやってるの〜?」

娘・R(9才)と息子・タク(6才)も起きてしまった。

「うん。パパは寝るからね」

僕はあまり子供達に喋る余裕もなく速攻で眠りの世界に落ちて行った。これで安らかに眠れる…と思ったら

「パパ!負けたよ!」

試合終了のタイミングでタクに叩き起された。あうう。眠い。眠すぎる。もうなでしこがどうというよりとにかく眠すぎる。「起こさないで」って言っておけばよかった…。

「悔しいッ!」

嫁もシャウトしており、朝からテンション高。みんなこれからの1日、辛いぞ…。僕も予想した通りこの日は眠気との闘いであった。

でも夜は欠かさずしこしこジャパンでありましたとさ。

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08月11日(土)
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