ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■練馬シネマ。
昨日の日記の続きで…。
息子・タク(6才)と長靴の買い物から帰って来てからしばらくすると、
「ポケモンの映画観たいなー」
もうすぐ公開されるというポケモンの新しい映画を観たいのだ、と娘・R(8才)とタクがふたりで騒ぎ始めた。
僕は必殺聞こえないフリで華麗にスルーをしていたのだが、
「観たいなー!映画館行きたいなー!」
となかなかしぶとい。僕だけではなく嫁にまでもおねだりをする。嫁におねだりしたって難攻不落だぞ…と内心ほくそ笑んでいたら
「そんなに観たいならパパにお願いしてみたら?」
なんと僕にキラーパスを寄越して来た。もしかしたら嫁も観たいのかもしれない…と思い、じゃあ前売り券を買ってやろうかと決意をした、
「でも、いっぺんに言ってくれよー!」
さっき長靴買いに行く時に言ってくれればいいものを。お出かけの二度手間である。
「しょうがないからまた行ってくるよ」
再び家を出ようとしたら
「今度はRがパパとお出かけするの!」
と必死にRが追いかけてきた。か、可愛いではないか。これだから甘やかしちゃうんだよなあ…。
さっきタクの長靴を買った西友を通り過ぎ、豊島園のシネコンに到着。とっとと買って帰ろうとしたら、
「ポップコーンの新しい味、いかがですかー!」
売店で店員さんが試食用の小さなカップにポップコーンを入れ、必死の売り込みをしていた。やはりシネコンって、映画チケット代だけではなく、こういうところでも稼がないと苦しいのだな…と理解しつつも買わないで、Rのぶんの試食だけ貰う魂胆で店員さんに近付いた。しかし店員さんは僕のぶんまでくれようとするので
「ひとつでじゅうぶんですよ!」
思わず返答がブレードランナーになってしまった。それでもRは
「パパあげる」
必ず自分の食べるぶんから僕に分けてくれるんだよなあ…いい子だよなあ…。家に帰るとRが
「ぽっくぽーん(うまく言えない)の試食したんだよ」
とタクに自慢気に話したので
「ずるい!ボクも食べたかった!」
絶対そう言うだろうと思っていたので
「お前だって西友でパンの試食したじゃないか」
すさかず言い返すと、タクはうーん…と唸って
「でも、ボク、パンとポップコーンだったら、ポップコーンの方がよかったなあ」
とブツブツと恨めしそうに呟くのであった。
シネコンのポプコンで怨恨が生まれてしまった、というお話でしたとさ。
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07月11日(水)
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