ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■パンツモーニング。
いつもの朝。

なんでか知らんが息子・タク(6才)がいつまでも朝ごはんを食べていた。有閑マダムの気怠いランチのようにもったらもったらと、ちゃぶ台返しをしたくなる勢いで苛立たせる。当然僕だけではなく

「なにやってんのー!はやく食べなさい!ていうかもういい!食べなくていい!」

誰よりも嫁がブチ切れており、ここ数年で一番イヤな空気の朝となっていた。このところゴハンを食べるのが遅過ぎて嫁がプチキレ、というパターンが多すぎる。どうしてだろう。運動が足りないのであろうか。

「R、もう行こう。タクは後から来い」

このままでは僕も娘・R(8才)も遅刻になってしまうのでとっとと先に行くことにした
。もう外には一緒に行く子達が待っているので

「タク、窓から顔を出して『先に行ってて』って謝りなさい」

と言わせるようにしたのだが

「えー…恥ずかしい」

何故かそこが恥ずかしがるポイントであったようでモジモジして動かない。そうこうしているうちにますます時間は過ぎていくので

「あーもういい!」

ということでとっとと外に出たRが「たっくんは遅いから先に行こ」とお友達に説明し、出発することにした。すると

「いってらっさーい!」

窓をガラッと開けて、着替え中でパンツいっちょうのタクがぶんぶんと手を振っているではないか。

「たっくん、ぱんつまるみえー!」

「あ、ぱんつまんだ!やだー!」

当然Rとお友達からはおバカにされていた。「先に行ってて」って言うのは恥ずかしくてパンツ一丁は恥ずかしくないというのか。6才児の基準はサッパリ分からん。それにしても朝から我が子の額縁ショーを観る羽目になるとは。

僕は、なんだか子供達が背負うランドセルよりも重い物を背負い込んだ気分になったのであった。

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06月20日(水)
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