ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■カフェお礼。
休みの日の朝は、嫁がコーヒーを入れてくれる。

アサイチのコーヒーは苦いのがよい。そう、人生のように…なんちて。

この日もいつもならば、そっと僕の机の上になみなみ注いだコーヒーカップを置いてくれるはずだった。ところが

「ガン」

なんか金属っぽい音が。今朝は缶コーヒーのようであった。何故缶コーヒー…しかも冷たくもなく熱くもなく、常温の…。まあいいか、と思って飲んでみると甘ったるいし薄い。

缶をよく見てみると「カフェオレ」だった。既にコーヒーですらない。

「あ、それね…」

これまで無言で缶カフェオレを運んだのみの嫁が初めて口をきいた。

「うん?このカフェオレがどうかした?」

コーヒーじゃなくてごめんね、とでも言うのかと思ったら

「それ、どらっぐぱぱす(近くのドラッグストア)で39円!」

ドヤア…という顔で誇らしげに語った。なんだというのだ。買い物上手のワタシスゴイ、と言いたいのか。

「へ、へえ…安かったねぃ…」

本当はコーヒーがよかったんだ、なんて口が裂けても言えなかった。文句があるならコーヒーぐらい自分で入れろ、だからね。何もいわなくてもそっと出てくるだけでありがたい嫁である。

ただコーヒーもカフェオレも同じ扱いをしているところが惜しい。あまりにも惜しい。似ているようで郷ひろみと若人あきらぐらいの差があるのだ。コーヒーが欲しいと言った人にカフェオレを出すのは昔からトラブルの元である。

カフェオレ詐欺。なんちて。

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06月13日(水)
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