ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
[5183162hit]
■アンタッチャブルな甘えん坊。
イスに座ってインターネッツ(みだらなサイトでない)をしていると、娘・R(8才)が膝の上に乗って甘え始めた。
「Rはパパのペットなの〜。だから離れないの〜」
「えー。ペット〜?き、君が?」
純粋無垢なRと違い僕は穢れているので、ペットはペットでもエロソロ活動時に使用するいやらしいペットを連想してしまったので、ちょっと動揺してしまった。
「そうなの〜。だからかわいがって」
Rは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「ふーん。ペットということは犬かな?ネコかな?」
「えっとね、コアラ!」
「コアラ飼ってたらパパ捕まっちゃうな〜」
Rはしばらく僕にひっついていた。こういうことはよくあって、またある時は
「くっつき人間!」
と叫びながら急に僕に抱き付いてくる時がある。その身も蓋もないネーミングのセンスをどうにかしろと言いたいのだが、
「あのねー。パパ大好きだからずっとくっついてたいのー。だからくっつき人間なのー」
などと上目遣いで甘い言葉を吐くものだから、パパ、何でも買ってあげたくなっちゃうのである。ただ、パパにベッタリだなんていつまでたってもお子ちゃまだなー、などと鼻の下を伸ばすのは早計であろう。
親友のナオちゃんとの会話に聞き耳を立ててみたりすると、
「○○ちゃんが一緒に遊びたいっていってるんだけどどうするー?」
「えー。やだよね」
「そのうち遊ぼうって言っておけば忘れるんじゃない?」
なかなか女のドロドロ面が見ててくるダークなトークが聞こえてくるのである。8才にして酸いも甘いも噛み分けたような。
僕の前では甘えん坊の子猫ちゃんになるのは、きっと僕がいつも
「君はカワイイねえ」
と猫可愛がりしているため、僕にウケがいい、無邪気でパパが大好きな娘を演じているのではないだろうか。そのうちそのギャップが広がり
「アタイはそんないい子ちゃんじゃねえのさ」
と爆発しちゃうと積木崩しになっちゃうのかもしれん。違うかもしれん。
さ、僕も「くっつき人間」になってみようかな。嫁に…。
応援クリックよろしくです。
←これだけでもいいので押してね。
←こちらもできれば。
はてなアンテナに追加
04月04日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る