ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■無学の語学。
僕らの時代とは違い、娘・R(8才)と息子・タク(6才)幼稚園では英語に親しむための授業があった。

たまーに外国人講師がやって来て英語の歌を歌っていたり。今の子は僕の頃より段違いに英語に馴染んでいるであろう。何しろ僕が子供の頃は荒井注が「ディスイズアペン!」とやっていた時代である。今の子はピカチュウは知っていても荒井注は知らない。隔世の感がある。

「Rねえ、英語知ってるんだよー!」

そんな英語に馴染んだ現代っ子・Rが、タクに向かって得意気に言うのだが、

「ボクも知ってるよ!パンツ!パンツ!」

負けん気の強いタクはすぐさま言い返す。って、真っ先に出てくる英語がパンツかよ。パンツパンツと連呼するとパンツパンツレボリューション(※)を思い出すからやめて欲しい。

※ダンスダンスレボリューションをやっている女の子のスカートを下から盗撮したエロビデオ。

で、Rがどんな英語を知っていたかというと

「どれみふぁそれしどー」

…。この姉弟は両方ともボケ倒しでツッコミ役がいない。

「Rちゃーん、それ、英語じゃないから。イタリア語だから。だぶん」

仕方なく僕がやんわりと訂正を。

「いいの!」

しかしRは僕の話を聞かずに話を先に進ませる。

「あとRが知ってる英語はねえ。『アイゴー』だよ。日本語でいうと『おーまいがー』だよ」

「Rちゃん、アイゴーは英語じゃないし、オーマイガーも日本語じゃないよっ」

もはや何語が何語だかゴチャゴチャだ。さすが頭がお花畑として定評があるR。春を迎えて何かがブッチギリに満開になっているようだ。

こういう時に使う英語を僕は知っている。

「ポコペン」(だめだ、話にならないmの意)である。

あ、中国語って辞書に書いてあった。

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03月22日(木)
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