ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ジドウ=カーン
娘・R(8才)と息子・タク(6才)を連れて児童館に行く。
子供達が遊んでいる間、図書室にある手塚治虫全集を読みまくってやろうとしたが、そうはいかんざきで、ゲームの相手をさせられたりコマの回し方を教えたりなかなか忙しいものであった。
それでも外で遊ぶよりは暖かくて天国だぜ!とぬくぬく油断してたら、それもそうはいかんざきで、
「一輪車のりたーい。パパ押さえてて」
というRのひとことで外に出させられた。Rはまだひとりで一輪車に乗れないのでサポートが必要だ。
「パパも小学生の頃は乗れたんだぜー」
とお手本を見せようとして数十年ぶりにまたがってみたら速攻大ゴケし、まるで乗れなくなっていた。超ショックである。
そんな感じでRと一輪車で苦闘しているうちに、タクはいつの間にか知らない男の子と遊んでいた。タクよりちょっと背が高く、
「こうやって投げるんだ」
タクにコマの投げ方を教えてくれている。
「君は何年生だい」
と聞くと1年生だとのことで、
「あそこに住んでるんだ」
と、目の前に見えるマンションを指差す。人なつっこい子で、ひとりで遊んでいて寂しかったんだろうか、タクを連れ回して遊んでいた。ウチの近所の子供って、女の子が圧倒的に多いのでたまには男同士でつるむのもいいだろうと思い見守っていたが、
「こっちこいよ!」
その男の子が児童館の壁にヤモリのようにへばりつき、そこにある窓から中を覗いている。
「なにしてるんだい?」
「ここ、女子トイレの窓なんだよ!中が見れるよ!」
ウチの子をエロに染めるんじゃねえ!そして僕を犯罪者にするんじゃねえ!ああ、超危なかった。明日の朝刊に「中年男性、児童館の女子便覗く」と載るところであった。稲中みたいなヤツである。
そりゃあね、誰もが覗きスポットとかパンチラスポットとか心に秘めたホットスポットがあるだろうが、まだ早いんじゃないかなっておじさんは思うわけ。ましてやついさっきRも入っていたトイレであり、ウチの娘が入ってる時にそんなことしてたらおじさん君を手加減できないからね…というわけで
「覗くな!このドエロ!」
その子を叱り飛ばすと多少びびったのか窓から離れ、またタクとコマ遊びに戻って行った。
そんな日常生活のひとコマ…。
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02月05日(日)
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