ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■パソコン攻防
資格試験が終わったのでそろそろブログの日記を再開するか…とぽちぽちパソコンをいじり出したのはいいのだけれども、なんか調子がおかしい。
電源を入れても起動画面が出なかったり、出たとしても途中で固まったり。これはアレか。ご臨終パターンか…と恐れおののいていたら、翌日症状が一気に悪化した。
起動できることは出来るのだが、青やら紫やら変な色のノイズが走り、画面のちらつきがひどく、結局は動かなくなってしまう。
ああ…これは最悪ハードディスククラッシュだなあ…と気が重くなった。データの中で一番大切なのはエロ動…じゃなかった娘・R(8才)と息子・タク(5才)の写真や動画である。
過去ハードディスクがイカれた教訓を活かし、現在大切なデータは全て外付けのハードディスクにバックアップしている。RとタクのはDVDにも焼いている。なのでデータ損失のダメージは殆どないのだが、修理に出すとしばらくパソコンが使えないことと、再セットアップのめんどくささが重くのし掛かり、ダークな気分になった。
それでも少しでも早く直してもらう方法は…と考えた結果、パソコンメーカーの修理受付に直接持って行くことにした。秋葉原にあるらしいので、早速目指せデジタルエルサレム。デジタルシティの秋葉原ッゴー!
てなわけで千葉から来た行商のオバチャンのように、でかいパソコンをえっちらおっちらと担ぎながら秋葉原の街を歩いていると、ある一角ではなんとチラシを配るメイドが5メートルにひとりはいる。5メートルおきどころかだらけてくっちゃべってるメイドとかもいるし。
このうちどのメイドがメイド喫茶でどれがメイド居酒屋でどれがエッチなお店なんだろう…とか考えながらしばし修理受付の場所を探すのを忘れた。で、2〜3枚チラシをもらったところで思い出し、ようやく見つけた。
中に入ると受付カウンターがあり、そこによっこいしょういち、とパソコンを置かせてもらう。しかし受付の内側にいるスタッフは、お前がフリーズしてんだろ、ってぐらいにノーリアクションで…。
「すいませーん」
と言うとようやくのそのそと来てくれた。ひととおり症状を伝えると
「ビデオっすね」
ビデオ…すなわちビデオカードが原因なのだという。電源とモニタを繋ぎ、起動してみるとやはり画面の乱れが起こり、
「ビデオっすね」
スタッフは繰り返し言った。
「起動するとすぐするんですけど、ハードディスクも悪いのでは…」
「いえ、ビデオがダメになった原因でそうなるのです」
スタッフはそう言い切った。そして手際良くパソコン本体のガワを開けビデオカードを取り外し、テスト用なのだろう、違うビデオカードを代わりに入れてみて再起動すると
「おお、普通に動いている」
画面のちらつきもフリーズもなく異常なしになった!
「ビデオ故障の原因はホコリですね」
スタッフが取り出したビデオカードを裏返して僕に見せた。ファン廻りにほこりがもの凄い積もっており、これ、定期的に掃除しなければいけなかったんだなあ…。
結局新しいビデオカードと取り替えて、ついでに中を掃除してもらったりもして、15分ぐらいで復活してしまった。愛想は悪いが手際はよい。修理スタッフはそれで正解なような気がする。
まさか即日持ち帰り出来るとは思っていなかった。てっきり一旦預けて直るまで2週間ぐらいかかるとか言われるのかと思っていた。それどころか1ヶ月経っても全然戻ってこず
「パソコンまだ直らず。遅過ぎ」
とかツイッターで愚痴る最悪パターンとかも想定していたのに。今回の症状はちょっと詳しい人だったら自分でパーツ調達して直せる程度の軽症だったのかもしれない。まあ僕は素人なので結果オーライってことで。
修理のお値段は福沢諭吉1枚弱ほど取られた。さすがに
「(野口)ビデオっすね」
とはいかなかったようだ。
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10月24日(月)
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