ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■時をかける少年少女。
時々時空をねじ曲げる娘・R(8才)と息子・タク(5才)。
ある時、タクの幼稚園の運動会は10月の○○日だったよなー、という話になり、それじゃRの小学校の運動会はいつだったっけ、とRに聞いてみたところ
「えっとねー。来月の昨日!」
頭の中がうにょーん、となった気がした。この子は時間の感覚がないというか…時計を読んだり時間と時刻の区別が苦手で、テストでもひどい点だった。
「7時30分にご飯を食べ始めて8時10分に食べ終わりました。食べるのに何分かかったでしょう」
という問題に
「9時!」
とか平気で答えるので、問題を作ってやって猛特訓をしたものである。それでもまだ足りなかったかな…と思わせるRの発言であった。
一方、試しに同じ問題をタクにやらせてみたらタクの方が飲み込みが早くて、あらまあらさてサントリーな感じになってしまったが、そのタク、朝起きるとよくやることがある。
それは寝床からムックリと起き上がった後
「今日もいちにちスタート」
と宣言して、目の前にあるらしい見えないスイッチを
「ポチ」
と押すんである。今日も1日がんばろー、おー!、みたいなタク流の可愛い気合いの入れ方だなあと僕は気に入っている。
ところが昨日の朝、タクが起きてもなかなか「ポチ」しそうになかったので
「今日はやらないのかい?ポチ」
と聞いてみたら
「まだ僕の1日はスタートしていないんだ」
という非常に難しい哲学的な意味を含んでいるような、そうでもないような答えを返された。
「じゃあいつ始まるんだ」
「おしっこしたら」
「はよトイレ行け」
というわけで、僕も来週の昨日あたりに今日も1日スタート、とか言って嫁の地区Bをポチ、とかしたいものである。
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09月15日(木)
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