ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■西武・ザ・チルドレン。
有給休暇中、娘・R(8才)と息子・タク(5才)をスタンプラリーに連れて行った。
タクがJRのポケモンスタンプラリーをやりたい!と言っていたのだが、都合が悪く連れて行けないまま終了してしまったので、その代わり西武鉄道のゴーカイジャー&プリキュアのスタンプラリーに参加したのである。Rはプリキュア、タクはゴーカイジャーを選べるので一姫二太郎のきょうだいには好都合。
駅で「スタンプラリーやりたいんですけど」と駅員を捕まえてお金を払うと、Rとタクそれぞれにスタンプ用のシートを渡された。
「よかったらお父さんも」
「えっ」
僕もゴーカイジャーのシートを貰ってしまった。「えーパパもやるのかー」、と苦笑いしていると
「じゃあこれもぼくがやるよ!」
タクにカードをひったくられた。さて、改札をくぐってスタンプラリーのスタートをしたわけだが、
「何駅にスタンプがあるの?」
「あといくつでおりる?」
「スタンプ集めたら何の賞品もらえるの?」
「スタンプはこちらってポスターがある!こっちだああ!」
タクは興奮しまくって行動がガサツになっており、
「ホームを走るな!」
「電車に乗る時は降りる人がいなくなってから!」
「歌声がうるさい!」
いちいち注意しないと周りの迷惑となってしまい頭が痛い。一方Rはおっとり屋なのでそういう猪突猛進なところはないのだが、靴を脱いでシートに体育座りしていたため、
「Rっ!パンツ丸見え!」
「べつにいいじゃん!」
「いくねえ!」
おっとり屋なだけにスキだらけ。スカートを履かせたことを思いっきり後悔した。

超楽しそうにスタンプを押す様子。いくつかスタンプを押し、昼過ぎぐらいになって
「おなかへった!」
と言い出すふたり。
「何食べたい?」
「ラーメン!」
きっぷはスタンプラリー対象区間内なら乗り降り自由なのでぶらり途中下車した。
「おやおや阿藤さん、今日はどちらへ?」
などとナレーションを真似しつつ歩いていると、

アハー、ステキなネーミングのラーメン屋さんを発見。入らないわけにはいかない。ジャイアンシチューみたいなのが出て来たらどうしようかと思ったがもちろんそんなことはなく、濃厚なつけ麺であり一心不乱で食いまくった。
食べ終わってからも子供達は疲れを見せることもなく、計7箇所のスタンプをゲット。これで終わりにすることにし、
「よし、このスタンプシートを駅員さんに見せて景品を貰ってきなさい」
「はーい」
ふたりは受付の駅員さんにシートを渡す。
「あのねー、ココ、間違えて違う駅の押しちゃったの」
などとタクは駅員さんに説明していたが、無事に景品であるカードをもらえたようで、そのカード片手に誇らしげに戻って来た。
「どうだい、やってみてどうだった?」
終わった後の感想を聞いてみると
「うん、たのしかった!」
「どう楽しかった?」
「えっとねー…たのしかった!」
スタンプラリーだけに、判で押したような感想であったとさ。
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08月31日(水)
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