ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■Shukudai Or die.
金曜日の夜、仕事から帰って来たら、嫁実家から帰って来た娘・R(7才)と息子・タク(5才)が寝てた。
久しぶりに見る我が子達よ…と寝顔を覗いていたらRの目がチラッと開いて、ニヤリと笑って僕の腕に巻き付いてまた寝た。なんかもう可愛くてたまらん。
翌朝、嫁は仕事に出掛けていったので僕が世話係。いつもだったら嫁から
「これをやらせておくように」
と伝えられるRの夏休み宿題のノルマがあるのだが、今日はないみたいなので苦手な時計の問題の復習をちょろっとやったのみで勉強は終わった。また、毎日ピアノの練習もやらせているのだが、昨日嫁実家で今日の分も前倒しでやってしまったのでやらなくてもよい、とのお達しがあったのでのんびりと過ごした。
「じゃあそろそろ昼ご飯食べて水泳行こうかね」
午後は水泳教室なので腹ごしらえだぞ!としたところ
「パパー…あのね…ホントは読書感想文書かなきゃならないの」
これから食ってすぐ出掛けなきゃならないのに、というタイミングでRがしれっと言う。
「なんで今頃言うんだよっ!時間ないから水泳教室に勉強道具持ってけ!」
水泳教室ではまずタクのクラスで次がRのクラスだ。タクがやってて待ってる間やれ、と言いつけた。そんな感じで水泳教室に出掛け、タクをプールに送り出し、待合室でRと共に座り、Rは言いつけ通りに宿題を始めると思ったら、リュックから出したのは何故かお手紙セット。
「読書感想文じゃないの?」
「お誕生会を開いてくれたお礼を書かなきゃいけないの」
なんでもお友達に書くそうで…。Rは熟考して文を書き、シールを貼ったりとても手間をかけている。いつ宿題に取りかかれるんだ…と多少「イーッ」とした感じになりながら見ていたらようやく書き終えたようで、丁寧に丁寧に封をする。
ようやく読書感想文に取りかかる…と思ったら、延々とリュックを漁りまくるR。
「どうしたの?」
「ノート忘れた」
ふおおおおおお!パパねえ、君のこと可愛くてしょうがなくて目に入れても痛くないぐらいだけど、今はちょっとプールに投げ込みたい気分かなあ。
もうどうしようもないので、家に帰ったらすぐやれよ!とキツく叱り、Rの水泳教室も終わり、帰宅後その通りにした。水泳で疲れてるし結構グダグダと取りかかり、終わる頃にはもう夕方で、お風呂に入れなければならない時間になってしまっていた。
「じゃあお風呂入るよー」
としたところ、
「パパー…あのね、昨日ピアノの練習を今日の分までやったって言ったけど、ホントはRちゃんやってないの。たっくんだけやったの」
またRがしれっと言う。
「え、タク、そうなの?」
「そういえばRちゃんやってない!僕だけだ!」
タクも今更ジローな裏付け証言。
「ああああもう!なんで後出しで言うの!ちゃんと朝のウチにいいなさい!とにかくとっととやれ!」
次から次へと後出しでノルマを白状するRに、さすがの僕も猪狩増代である。もしかしてこの子、わざとやってる?そういえばお昼ご飯食べた時に、お味噌汁美味しいとか言ってたんだよなあ…。
かつお風味の後出しである。
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08月07日(日)
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