ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■千と昌夫の金隠し。
【おしらせ】
バーチャルネットストーカーのヨシミ22歳さんによる、日記ストーキングがありました。
→[y22] バーチャルネットストーカー・ヨシミ22歳R
ヨシミ22歳さんのところは、『他人の依頼を受けて、その依頼をもとにその人のサイト・ブログ等、いわゆる「日記」を「ストーキング」(引用&コメントその他もろもろ)することを中心としたブログ』(ヨシミさんのブログ説明文より)という趣旨なので、あなたのブログもレッツ依頼。
【おしらせオワリ。以下日記】
以前、娘・R(7才)の学校で土曜参観日があった時、次の週の月曜日が振り替え休日になった。
その日ヒマだった嫁とRはジブリ美術館に行った。後でRからネコバスに乗っただの、アニメの原画を見ただの、グッズを買ってもらっただの、とても楽しかったという話を聞かされた。
「へー。よかったねー」
僕は行ったことがなかったので写真を見せてもらおうとしたら、館内は撮影禁止なんだそうだ。そうかー残念だなー、と僕なら話はそこで終わるのだが、
「ずるい!たっくんも行きたい!」
黙っちゃいないのが息子・タク(5才)である。確かにタクの立場からすると不公平であり、不満をこぼすのも無理もない。しかし嫁は
「普段はたっくんの方がいつもいい目にあってるのよ」
とタクに言い聞かせる。幼稚園が終わってからママ友とのお付き合いでマックに行ったりすることがたまにあり、そういう時はタクだけオマケのおもちゃを貰えてしまう。何度かそういうことが積み重なり、Rが可愛そうだから、ということでジブリに連れて行ったのだ、と嫁が主張したところタクはしぶしぶ引き下がったようだ。
で、先週のことになるが、栃木の母が
「ずっと前に買ったけど見ないからあげる」
宅配便で「千と千尋の神隠し」のビデオを送ってきた。ジブリに飢えていたタクはすさかず
「見たい!」
ということで早速見ることにした。僕は遠い昔嫁と映画館で観たことがある。
「これ、君と映画館で観たよね」
懐かしいよなあ、と嫁に言ったところ
「は?あなたとだっけ?観たって記憶は確かにあるけど、誰と観たかは忘れたわ」
しみじみと一緒にノスタルジーに浸りたかったのに、思いっきり殺伐としてしまった。あの時一緒に映画を見た嫁と今の嫁は別人なんだろうか。
そういえばこの映画、冒頭から結構怖いんである。
「あっこれジブリ美術館でみたよ!」
とRが叫んだのは主人公の女の子の両親が豚になってしまう有名なシーン。ちっちゃい子にとって親は絶対的な存在。それが食い物にがっつくわ、見えない何かに叩かれて汚い鳴き後を上げてぶっ倒れるわのひたすら醜い豚になってしまう。Rとタクには相当怖かったのではないだろうか。
更に百鬼夜行のように得体の知れない生き物がゾロゾロと出て来て
「もうやめてー!」
ずっと怖さを我慢していたのだろう、遂にタクが泣き出してしまった。
「大丈夫だよ〜。パパ豚にならないから」
と慰め、ビデオを止めたが、それ以降Rもタクも「続きを見たい」とは言っていない。泣きこそしなかったがRも相当怖かったのだろう。結果的にトトロとかポニョのようなかわいいキャラのほのぼのとした話を期待していたふたりを、思いっきり怖がらせて裏切ることになってしまった。
そのせいだろうか、タクは「ジブリ見たい欲」の矛先をまだ見ぬジブリ美術館に向けたようで
「たっくんもジブリ美術館行きたい!」
と嫁を猛烈にプッシュし始めた。タイミングのいいことに今日(月曜日)は、土曜日盆踊り大会があったため、幼稚園は振り替え休日。それで
「わかったよ。行くよ」
嫁もあっさり陥落してしまった。
「やったー。ジブリ美術館〜」
タクは大喜びである。実は僕もちょっと行ってみたいんだけどなあ…。タクから土産話を聞いて我慢するとしよう。
写真は撮れないから中の様子をジブリ手振りで。なんつって。
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07月12日(火)
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