ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■咲いて咲かせていつまでも 。
息子・タク(5才)の幼稚園で盆踊りが行なわれた。
そういえば去年のこの時期は娘・R(7才)と一緒によく家の中で踊っていたものだが、今年は全然そんな様子がない。
「たっくん、踊りの練習はしなくていいのかい?」
と聞いたら
「もうとっくに覚えたし」
タクはお遊戯やダンスを覚えるのがクラスの中でも一番早いという。
「じゃあどんな踊りかパパに見せてよ」
「秘密」
さすが年長になっただけあって生意気シャルロットであることよ。
さて、踊るための支度である。盆踊りなのでタクは甚平に着替えた。極楽トンボ柄がタクらしいと言えばらしい。
「ホウキを持たせてお寺の前に立たせたらまんま小坊主だよね」
とは嫁のコメントである。一方でRも
「Rちゃんも浴衣着たい!」
別に着る必要はないのに彼女なりのおしゃれ観がそうさせるのであろうか、強い希望にてRも浴衣に着替えた。別にいいのだが、ちっこいので小2なのに他の浴衣姿の幼稚園児に混じっても全然違和感がないところがアレである。
とはいえ、風が吹くと
「いやーん、浴衣がめくれるー。ぱんつみえちゃうー」
などとププッピドゥーなことを言うようになったあたり、ちょっとはお姉ちゃんになったのかなあとも思う。
盆踊りは幼稚園の園庭で行なわれた。タクが「秘密」と言った踊りは、結局はRが年長の時もやった「もったいない音頭」と「大東京音頭」であった。このふたつはもう伝統となっているらしい。

タクもニコニコしながら踊っていて、カワイイ。ちゃんとリズムも取れているし上手いものである。

そしてRは学校の友達がいたようで、その子達と一緒にキャイキャイはしゃぎながら楽しそうに、ちょうど僕とは園庭を挟んで向かい合う場所でタクの踊りを見ていた…のだが…。座り込んだ途端、足を大股開きにしているので

ついさっきまで風を警戒していたクセに!スキがあり過ぎだろ!愛娘のそんな姿、僕、死兆星を見るよりショックだよ!1秒たりとも公衆に晒すわけにはいかん!
園児が踊る園庭を突っ切ってすっ飛んで行きたいところだったがさすがにそれは思い留まり、園児の一族郎党でギュウギュウ詰めの観覧エリアをジリジリ焦りながら人混みをかき分けかき分け、ようやく辿り着いてRを抱え上げ
「Rッ!座るんなら足を閉じなさい!パンツ丸見えでしょ!」
ヒソヒソと耳打ちしたところ
「もう!いいじゃんそんなこと!」
と口をとんがらせて逆ギレされた。どうして親の気持ちが伝わらないのおおお!
踊るアホウに見せるアホウ…。
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07月10日(日)
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