ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■吐息でネット。
ゴールデンウィーク後半行ってみよう。後半スタート。

ということで後半は嫁の実家に帰省していた。あまり顔を見せていないのもナンだという嫁の意見による。

やることは栃木の実家にいた時とほぼ同じで、娘・R(7才)と息子・タク(5才)を公園で遊ばせる。ほぼそれだけ。子供達が一押しする公園というのが、一度行ったことがあるという、すんごい長い滑り台があるところ。

嫁父の車で連れて行ってもらうとそこはさすが秘境八王子、5年後ダムに沈む計画がありそうな急激な高低差がある山あり谷ありの地であった。その山を利用し、てっぺんから下まで100メートル以上のローラー滑り台が設置されている。

「パパー、いっしょにやろー」

流しそうめんになった気持ちで滑ってみるとスピードが出て結構な迫力である。

R
Rを後ろから撮ったところ。Rは注意書きに書いてある通り、前に滑っている人との距離が充分開いてから自分も滑り出すが、タクはおかまいなしに

「Rちゃん、おっそーい!」

Rの後ろから煽る煽る。すると

「たっくん!ちゃんと前の人と空けないとダメなんだよ!」

普段は温厚なRがここではブチ切れていた。決まりをきちんと守るRと、決まりはとりあえず一から十まで破ってみるタクの激突はなかなか面白かった。

滑るのは楽なのだが滑り切ったらまた登らなくてはならぬのはスキーと同じ原理で、リフトなどないし、これが結構きつかった。Rもタクもさすがに10回ぐらい繰り返すと疲れたようで、次の遊具に移動した。

R
それがコレ。ロープのジャングルジムである。数メートルの高さがあり、ぶっといロープで編まれたネットが張り巡らされ、モミの木のような形になっている。

「ちょっとこわいかも…」

情けなくも二の足を踏んでいたRとタクに

「大丈夫だ!行って見ろ!」

と煽って登らせたところすぐ順応したようで、逞しく登り降りを繰り返していた。いつの間にか嫁も一緒にてっぺんに登っており、母子で「なんとかと煙は…」を地で行っていた。僕はその様子を下から見ていたのだが

「かじりんはアレかね。高いとこダメ?」

後ろから嫁父のチェックが入った。

「いえ、そういうわけではないですが…」

何となくてっぺんで喜ぶ猿山のボスみたいな嫁とその子供達と混ざりたくないなあ…と思っていただけだったので…。

僕だって登ってやろうじゃないのよさ、と網に手をかけて登ろうとしてみたら…うわ、結構怖い。網が不安定で揺れるし、実際登って見下ろすと結構高く感じて怖い。ひいー。金玉がきゅーっとするー…とまじで怖かったのだが、子供達を煽った手前もあり、怯えてしまってはカッコが付かない。

「あ、パパがきたー!」

Rとタク
最早網の中に順応しまくったRとタクがするすると小猿のような敏捷さで僕に近付いて来た。ビビッた様子など見せるわけにはいかん。必死で冷静さを装い、

「パパ写真撮るし〜、カメラ持ってるし〜、危ないからあまり上には行けないーみたいな」

というフリをしてそんな高いところまで行かず、そーっとそーっと降りることにした。しかし嫁には

「あなた怖かったんでしょ。死にそうな顔してたよ」

全てバレバレであった。

うっせー。僕は網は網でもインターネットじゃなきゃだめなんだよ!

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05月06日(金)
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