ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■子供に日記を書いているのがバレたでござる、の巻。
日記書きの朝は早い。
子供達が寝ている間に日記を書き上げ、ブログにアップロードする。よく2000年から飽きもせず続いてると思う。2000年からということは20世紀から続いているということであり、すなわち2つのセンチュリーをまたいで書かれている日記である。思えば遠くに来たもんだ。
日記を書き上げ、机を離れ、歯をしゃこしゃこ磨きながら、そういえばまだパソコン落としていなかった、と思い出して戻って来たのだが時既に遅し。娘・R(7才)が僕のパソコンにへばりついていた。そして
「『それよりもタクはひとりで泊まれるのかね?』って書いてあるー!」
ぎゃー!そそそそれは今さっき書いていた日記の内容…。慌ててRをどかすとモニタには日記の下書きに使うテキストエディタが開いたままだった。僕は「Terapad」というテキストエディタに一旦文章を書いてから、コピペしてブログにアップしている。それがRに丸見え〜。
「ねえ、なんでパパのパソコンにたっくんのことが書いてあるの?」
興味津々のRに下手なごまかしは聞かない。もう腹を割って話すしかないだろう。
「えーとね、パパは日記を書いてるんだよ」
「パソコンの中に日記があるの?へんなのー!」
「ははは、変だねー」
ふっ。パソコンの中だけじゃなく、インターネッツの中にもあって、誰でも読めるんだよ!変だよね!…とは流石に言えなかった。
「ププッ。見られてるし」
後ろから嫁の声が聞こえてきて脂汗が滝のように流れた。やりとりを後ろで聞いていたらしい。こういう時の嫁は顔も声もちびまる子の野口さんのように陰険になる。
かつて日記を書き始めた時は、嫁にその存在を知られても絶対に見ないで欲しいと要求した。僕がどんなことをして何を考えているか、当時の嫁はピリピリしながら盗み見していたようである。
しかし今は僕及び僕の日記などは道端の犬のうんこ以下にどうでもいい存在になり、見てくれと言っても見やしないだろう。だから僕は油断していたのだ。嫁の興味がなくなった代わりに、子供達の興味が芽生えてきた。その注意を怠っていた。
Rもタクも日を追う毎にどんどん漢字まで読めるようになって来ている。もうだらしなくパソコンを立ち上げたまま…なんてことは危ないのである。企業で使うパソコン並みに漏洩防止に気を遣わなければならなくなった。いつどこで覗き見されるか分からぬ。
まさに壁に耳あり障子にダイアリー、みたいな。
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04月29日(金)
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