ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ああ震度。
未だ大きな地震が起きる可能性がある今日この頃。
娘・R(7才)と息子・タク(5才)も防災意識を持ち始めたようである。学校や幼稚園で防災訓練をやっているし、ニュースや新聞を見れば災害に関することが必ず取り上げられているため、徐々に知識も付いてきたようだ。
地下鉄を利用する時に、駅の中が薄暗かったりエスカレーターが止まっているのは
「なんで?」
とよく聞かれるので、何度か説明してようやく「電気」「発電所」「節電」等の単語の意味が分かってきたようなまだ分かってないような、というレベルではあるが。発電所が故障して…という説明よりもいっそのこと
「ピカチュウの数が足りなくて電気が作れない」
とか言った方がイメージが湧くのかもしれない。でもそんなことを言ったら速攻で得意気に友達に話しそうなのでやめておくことにする。
今日はタクが質問してきたことがあった。
「ねえパパー。『しんど』っていくつまであるの?」
「しんど…ああ、震度か」
なるほど、未だに余震がしょっちゅう起こり、すぐさま震度4だの5だのニュースでやっているから、聞くことも多いのだろう。
「震度はねえ…えーと」
いくつだったっけ…コッソリケータイでぐぐって調べ
「いい質問ですね。震度は10まであるんだよ」
池上彰さんばりの、さも何でも知ってるんだぜ、みたいな余裕の表情を装いつつ、実は8ぐらいまでかな?とか思ってたよヤベエ、と焦った。するとタクは
「じゃあ震度孔雀はある?」
なんだか訳が分からない質問を投げかけてきた。
「孔雀はオーメダル(「仮面ライダーオーズ」に出て来る変身用のメダル。それぞれ動物の力が秘められている)ならあるけど、震度は数字だから。動物じゃないから」
「ちーがーう。震度の孔雀!」
話が噛み合ってない…どうしたもんか…と次に口に出す言葉を考えていると、嫁が横から割り込んできた。
「あのね、震度5弱ってあるでしょ?だから震度9弱もあるのか?って聞いてるのよ」
「あ、そういうこと?」
「そうだよ!」
タクが我が意を得たり、とばかりにばちん、と手を打った。
「強弱があるのは5と6だけだよ確か。だから9弱はないんだね」
と一応答えておいたけれども、タクは何でもダジャレにしてしまうなあ…、と舌を巻いた。これは血は水より濃し、というやつだろうか。僕がいつもダジャレ日記を書いてるだけに…。しかしそのわりには素でダジャレをスルーしてしまうとは僕、まるでダメである。笑止千万である。
ぼーく、ぼーく、笑っちゃいます。
風見震度。
ああ…これも苦しい…。タクにダジャレ製造を任す日も近いなあ。
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04月19日(火)
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