ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■日曜日 子供はヒーロー 親疲労。
日曜の朝は、ゆっくり寝ていたい…。
おっパブでおっぱいを貪っていいように、日曜の朝は眠りを貪っていいはずである。ところが今朝はそうはいかんざきであった。
僕は泥のように眠っていたわけだが突然ゆっさゆっさと揺らされ、強制的に起こされた。
「ねえパパ〜。いまなんじ?」
僕の横で寝ていた娘・R(7才)であった。どうやら早く起きてしまったらしい。腕時計を見るとまだ朝の6時…。
「6時だよ。まだ寝てなさいよ」
いくら寝起きのRの顔が可愛くても、安眠を妨げられたことにはさすがにちょっとイラッとする。有無を言わせぬ言い方でとっとと寝直した。眠りの世界にうとうとと戻ろうとしていた時、今度は
「おひっこもれちゃったあああああ!」
息子・タク(5才)がもの凄い勢いでトイレまですっ飛んで行き、トイレの用が済んだらまた戻って来て、でフリチンで僕の頭をまたいて替えのパンツを取りに行った。
僕は再びイラッとした。お漏らししたことに対してではない。5才だからお漏らしぐらいするだろう。タマキンが僕の頭上を通過して行ったことに対してでもない。ちゃんと自分で汚れたパンツを水に浸け、着替えられることを褒めてあげよう。
ただし、頼むから寝かせてくれえええええ!漏れた漏れたと言っても原発じゃないんだから、おしっこが漏れたぐらでただちに健康に影響はない。つうか、ただちにも後にもない。もうちょっと静かにしてくれ…と怒るのもめんどい程眠いので、再び夢の世界に突入する。ああ、眠れそう…と夢のかけらをつかまえられそうになった時、
「パパ、今何時?」
再びRに揺り起こされて、うおおおお、サザンの歌じゃねえんだからよう!父を時計代わりにするな!しかしRに対しては非常に優しい僕は
「あのね、7時半になったらパパのケータイからPerfumeの歌が流れるからね、それで分かるよね?」
「うん」
何故7時半なのか。それは日曜日の朝は子供向け番組が目白押し。何とかレンジャー→仮面ライダー→プリキュアの3連続コンボで観ているのである。それが始まるのが7時半なのだ。Rはワクワクしてもう寝ちゃいられないんである。
今日はいつもにも増してワクワクが激しいようである。普段だったら僕を叩き起したりしない。どうしてだろう。かなり早くに目が覚めてしまったからだろうか。
携帯のアラームが鳴る…という説明が効いたのか、それ以降Rからは起こされなくなった。そして7時半に携帯がキッチリ7時半にアラームを鳴らす。子供達は即座にテレビのスイッチを入れたが、僕は起こされる→寝直すの繰り返しでちっとも眠った気がせず、
「タク、オーズ(仮面ライダー)が始まったら起こしてくれ…」
とタクに頼んでまた寝直したのであった。
「たっくんねえ、映画みたいんだなあ…」
ちょうど番組の合間にばんばん流している仮面ライダーの映画のCMを見てタクがおねだりしていたが、それには返事せず布団の中に潜り込む。僕はもう映画を観てるんだい。
すなわち、睡魔の休日である。
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04月11日(月)
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