ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■お好みっく・アニマル
昨日の浅草日記の続き…。
予定では弁当でも買って花見をしながら食べるつもりであったが、寒くてとてもじゃないけれどもそんな気になれず
「どっか店で食うべ」
ということになった。しかし娘・R(7才)と息子・タク(5才)が公園の遊具ですごい熱心に遊んでいてなかなか離れようとせず、ようやく浅草の街に出て店探しを始めても、今度は嫁がパンダ焼きの店とかメロンパンの店とか名物っぽいものが売ってる店にいちいち立ち寄ってしまい、更にお土産屋で雷おこしを物色する始末で寄り道ばっか。
「あら、雷おこし試食出来るわ」
一斉に試食用の雷おこしに群がってボリボリ食う嫁とRとタク。この光景、さっき隅田川を遊覧する屋形船から、誰かが放った食べ物にうじゃうじゃ群がっていたカモメそっくりであり、情けなくなった。
「そんだけ腹減ってるんだから早くメシ食える店探そうぜえええ…」
とケツを引っ叩いても浅草寺は素通り出来ず、お賽銭を入れてお参り。
「たっくん、何をおいのりしようかな〜」
タクが迷っていたので
「そうだな、タオルから卒業できますように、ってお祈りしとけば?」
いつもハンドタオルを手離せず、口元に当ててふんふんしているので、そのクセを止められればいいね、と言ったところ
「タオルふんふんがやめられますよーに」
その通りに手を合わせていた。5分後
「もうやめられたかな?」
と真顔で聞くのでひっくり返りそうになった。5分で願いが叶うとか、どんなインチキ新興宗教だってそこまで言わないぞ。
そんな感じで、もやもやさま〜ず並みのダラダラ散策が続き、
「もうここでいいや」
と、もんじゃ&お好み焼き屋に入った時は既に15時近くなってしまった。こんな中途半端な時間だし空いてるだろと思ったらとんでもなく、結構待たされて驚いた。もんじゃって浅草名物だからいつもこうなんだろうか。
「Rちゃん、お好み焼きひっくり返した〜い」
お好み焼きはほぼ初体験のRは興味津々でなんでもやって見たいお年頃。結果ぐちゃぐちゃになってしまったがまあご愛嬌である。

タクはびびってやらなかったがポーズだけはしたかったようで。
僕らの席の隣には女子大生風の3人組の客がいて、やはり大学生バイト風の店員の兄ちゃんと親しげに話していた。雰囲気からして3人のいずれかの彼氏なのだろう。
兄ちゃんはマメに働き、普通、客が自分で焼くもんじゃを焼いてあげたり、
「次は今○○と××と△△持って来て焼いてあげるよ」
メニューにもないオススメを勧めていたり。いくら彼女へのサービスとはいえ、すいぶん一見さんとの差を見せ付けてくれるじゃないか…。
ま、お好み焼きだけじゃなく、世話も焼きたい彼氏心なんだろう。
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04月05日(火)
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