ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■寺(テラ)へ…
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娘・R(7才)はものもらいがなかなか治らず、息子・タク(5才)は目やにが凄くて痒いらしく、どうも結膜炎っぽい。
ふたりとも目が心配なので、今日たまたま近くに寄った新井薬師でお参りしようということになった。このお寺は眼病平癒で有名なんである。ラッパー風に言うと「ガンビョー!ヘイユー!」みたいな。
境内に入るとちょうど厄除けの護摩の真っ最中で、お堂の中から坊さんの般若心経を唱える声と太鼓のズンドコズンドコとした音が響いている。般若心経ドラムンベースMIX。ぎゃーていぎゃーていさらさーてい、みたいな。
まずはお賽銭を投げ入れてお祈りする。そして眼病平癒のお守りをひとつづつ買う。タクがお守りを渡してくれたお坊さんに
「いえーい」
とかアホなノリで声をかけていたら
「いえーい」
お坊さんも返してくれた。すいません。合わせてくれて。
それから「お願い地蔵」という、体の悪いところと同じ場所を洗いながらお願いすると治るというお地蔵さまのところでもお願いをする。
「目が良くなりますように」
「かけっこが早くなりますように」
「お年玉が増えますように」
Rとタク、願い事し過ぎである。嫁も
「パパの白髪が増えませんように」
何故か僕のことを勝手に祈願しているではないか。
「勝手に願い事すんな!」
「いや、気にしてるかなーと思って」
気にしてなかったけど気にするようになってしまったではないか。お地蔵さまのお参りを終えて、じゃあ帰るべかと新井薬師を後にすると、Rが
「パパ、Rちゃんのバッグは?」
Rの小さな手提げバッグはどこかと聞いてくる。
「え、パパ持ってないよ…ってさっきのお地蔵さまに忘れてきたんだろう!」
ということで慌ててUターン。お地蔵さまの脇にバッグはあった。
「忘れ物しませんように」
Rは追加でお地蔵さまにお祈りしていた。
さて、新井薬師は黒糖入りの生姜湯が名物らしく、興味を示した嫁が買っていた。
「お寺なのにジンジャー(生姜)とはこれいかに」
と、僕は「整いました」みたいなドヤ顔をして言っただが嫁に黙殺された。
そして夜、
「いつまでも元気でいられますように」
とお願いしたせいか相変わらず性的に元気だったのだが、嫁に断られた。
息子は結膜炎。嫁のケツまくれん。
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01月24日(月)
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