ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■マイゴージャクソン
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娘・R(7才)と息子・タク(5才)と3人で道を歩いていたら、泣いている女の子がいた。
自転車にまたがったままシクシクと泣いている。小学2年生か3年生ぐらいだろうか。
「ねえどうしたの?」
とRが声を掛ける。女の子は泣きながら
「ママとはぐれちゃったの」
と答えた。
「ママとどこに行く途中だったの?」
「じびか」
ママと一緒に自転車で耳鼻科に行くところだったが、ママとちょっと距離が離れてしまって見失ってしまったのだとのこと。ここまで全てRが優しく聞き込みをしていた。とにかく目立つのが嫌いなRなので、普段も引っ込み思案な子だと思っていたのに、意外と面倒見がいいようであり、ちょっと感心した。
「耳鼻科ってクマさんの絵がある耳鼻科かな?」
この近くの耳鼻科といえばRとタクのかかりつけのところがある。そこは看板にクマさんの絵があるのだ。
「うんそうだよ」
シクシク泣きながら女の子は答えた。よっしゃービンゴ。
「じゃあ一緒に行ってみよう。ママがいるかもよ」
この場所からは歩いて2分程度。すぐさま着いて入って受付の人にこれこれこういうわけで…と説明していると、ママがすっ飛んできて
「ああああマキちゃーん!どうもすみませーん!」
感動の親子の再会シーンとなり、めでたしめでたし。待合室にはRのクラスの同級生がいて
「あっリヒト君だ!」
とか挨拶していたり。確か父親参観の時に、やたらとうるさかった問題児がふたりいた。そのうちのひとりがリヒト君だ。あー思い出した。Rと話しているのを見て
「あのー。リヒトと同じクラスですよね?ちょっと教えて下さい…」
と声を掛けてきたのはサングラスをかけた若い女性。リヒト君のお母さんのようだ。
「月曜日に○○を持ってかなくちゃいけないのかな?」
「そうだよー」
とRが答えると
「ほらリヒト!やっぱりそうじゃない!なんであなたはちゃんと聞いてこないの!」
とか親子で揉め始めたのでとっとと帰ることにした。
「リヒト君ってものすごいいたずらっ子だけど、ママはすごい可愛いんだよー」
耳鼻科を出ての帰り道、Rがそんなことを言う。サングラスをかけてたので分からなかったが、確かに若くて美人っぽい。ていうかなんで病院でサングラスかけてるのだ。お忍びの芸能人じゃあるまいし、なんのつもりだ。
「あとねーヒデキ君もいたずらっ子だけど、ヒデキ君のママの可愛いんだよー」
Rが付け足して更に説明する。ヒデキ君…。ああっ。2大問題児のもうひとりがヒデキ君である。ということはこういうことが言える。
問題児のママは若くてキレイ!逆に言うとRは良い子なのでママは…おっと、これ以上は恐ろしくて言えない。
でも確かにオサレなのはオサレなんだけど、病院にサングラス、みたいな場違いなオサレなんである。過ぎたるは及ばざるがごとしとはこのこと。
「ママになってもオシャレでいたい!」みたいな気持ちは分かるけれども、いくら若くてもママさんになってまでそのへんのギャルと同じようなファッションでいるのは痛々しい。身も蓋もない言い方をすれば、トウの経った女がセーラー服を着ている一昔前の裏ビデオみたいな気持ち悪さがある。
そういうママさん、ネットでもたくさん見つけることが出来る。毎日自分のコーディネイトを鏡越しに携帯で撮ってアップしているブログとか。そういうブログに限って楽天とかのアフィリエイトがベタベタ貼ってあって貧乏臭いんである。
リヒト君のママのような若くて派手なタイプは、栃木に帰省するとジャスコとかにいっぱいいるが、この辺では珍しいのでつい長く書いてしまった。
何が言いたいかというと、若いママっていいなあ。
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12月19日(日)
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