ID:81711
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by 梶林(Kajilin)
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■娘のすなる日記
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娘・R(7才)は学校の宿題で日記を書いている。

僕といろいろ遊んだ日曜日も、夕方になって日記を書こうとしていた。

「どの出来事を書いているのかな?」

児童館で遊んだことだろうか、それともその後公園で遊んだことだろうか…と書きかけの日記帳を覗いてみると

「きょうは、ひかりがおかにいって、おとうさんにユニクロでようふくをかってもらいました」

なんと昨日の(僕の)日記に書いたユニクロでの買い物をネタに選んでいるではないか。同じネタを選ぶとはなんという血の繋がりであることよ。

ネタのチョイスがあまりにもしょぼ過ぎると感じた僕は

「パパと一緒に遊んだこととかにしない?」

ボール遊びしたこととか楽しかったことを書こうよと説得してみたのだが

「やだー。ユニクロがいい」

どうやら服を買ってもらったことが一番嬉しかったらしい。ううう…670円なのに…なんて安上がり過ぎな子なのだろうか。不憫である。

「R、ユニクロじゃなくて…えーと、シャネルだっ。シャネルと書けっ。そんで38万円の洋服を買いましたと書きなさい」

取り敢えず高そうなおブランド名を挙げ、3,800円で買ったのを38万円と大ウソ書かせて見栄を張ろうとしたところ

「光が丘にシャネルないし。」

と嫁に突っ込まれた。そして

「Rちゃん、全部書けたらママに見せてみなさい」

書き終わったRの日記を読み返していた。そして

「大事なことを書いてないよ。なんで服を買わなくちゃいけなくなったか。その理由を書かなきゃ」

とRにダメ出しをした。

「え、嫁、それって…」

「そう。『お父さんが洗濯機に雑誌を入れて洋服をダメにしたからです』って書いときなさい」

なんと、僕が間違ってマンガ雑誌を洗濯機に落としてしまったことを日記に書けというのか。

「それはダメだっ!僕の恥をわざわざ学校にまで知らせなくてもいいじゃんかよう!」

頼むからRに書かせないでくれ、と嫁に頼んだのだが

「いや、これは重要なことだから外すわけにはいかないわ」

嫁は余程根に持っているのだろう。僕の過ちを娘の日記帳に永遠に記録しておくつもりらしい。

「でもさー。その字面だけ見たら僕、キチガイみたいじゃん。洗濯機に雑誌ぶちこむとかパッと見、異常行為でしょ。コレ見て先生が家庭訪問とか来たらどーすんだ」

若くて美人な先生なら大歓迎だが、Rの担任は幸か不幸か大ベテランだ…と心配したが

「来ないよ」

嫁は鼻で笑う。ということは僕だけ恥のかき損ということなんだね…。Rは嫁に言われた通りの文言をしっかりと日記帳に書いていた。ああ、これで月曜日提出されてしまう…。

旅の恥はかき捨てというが、
親の恥も書き捨てらしい。

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12月14日(火)
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