ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■お書きになってティーチャー
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「パパ〜コレ見て〜」
息子・タク(5才)が大事に大事に持っているのは手紙のようだ。丁寧に折り畳まれた便箋を開けてみると、「たっくんへ」というキレイな字が躍っている。
「先生がお手紙くれたんだよ。いいでしょー」
「まじで?いいなあ」
僕は素でいいなあと思った。先生とはいえまだ20代前半。そんな若い女の子から手紙を貰えるなんて、おっさんにはマジで羨ましい。
「パパ、読んでみて」
「よし、じゃ、始めるぞ。えーと、『たっくんへ。おてがみどうもありがとう』…って、先生にお手紙あげたのか?」
「うん」
「どんなこと書いたの?」
「ないしょー。けへへへへ」
うわ。ちょとむかつく。手紙にはこないだの土曜日に行なわれたお遊戯会でのタクの踊りを褒める言葉が書かれていた。タクのお遊戯も良かったけど、先生達もやって欲しかったなあ。AKB48とかEKD48とか(そりゃ駅前のキャバクラだ)
そして手紙の最後に
「じゃあ、たっくんからのおてがみのしつもんのこたえです。せんせいのすきなたべものはラーメンです!」
と書かれており
「お前、そんなことを聞くために先生に手紙書いたのか?」
「そうだよ」
思わず笑ってしまったが、タクらしいと言えばタクらしいような気がする。しかし先生、ラーメンとは安い女…いやいやタクが喜びそうな答えにしてくれたのだろう。
「先生ラーメンが好きって書いてあるぞ」
「そうだよ!たっくんは『たいしょうけん』が好き!」
生意気にも店名まで名指しするので
「じゃあ今度はどのラーメンが好きか聞いてご覧」
と次なる手紙の指示を出しておいた。
僕はどのラーゲが好きか聞いてみたいなあ。
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12月09日(木)
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