ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■秋のうららの隅田川
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なんとなく完成前の東京スカイツリーを見ておきたくなった。

同じ東京といえども僕が住む練馬からは全然見えないし、工事中の姿は今しか見られないので。今日、朝から嫁が幼稚園のバザー設営に招集され、娘・R(7才)と息子・タク(5才)の世話を任されたので

「じゃあスカイツリー行ってみるか」

「いきたい!」

そういうことになった。まず電車で日の出桟橋まで行き、そこから水上バスに乗り、隅田川を走り浅草まで行くことにした。スカイツリーは浅草から隅田川を挟んだ対岸側に立っている。

何故わざわざ水上バスに乗ったかというと、かつて江戸は「東洋のベニス」と呼ばれたほどの水の都で、今では多くが潰されてしまったが運河が発達した街であった。しかし内陸部である練馬に住んでいると、そういう「水の匂い」が全く感じられないのである。ていうかそもそも練馬は江戸じゃないけど。

まあたまにはウォーターフロント的な空気を吸ってみたくなった次第である。水上バスに乗ると、あまり船に馴染みのないRとタクは興奮した様子で、特にタクなどは

「船?外国に行くの?」

頭の中がボンボヤージュ。

「ははは、違うよ」

などと笑いながら船が隅田川を上流にのぼり始めてからも

「すごい!海だ!やっぱり外国に行くんだね」

と勘違いをしているので

「これはね、川なんだよ。『すみだがわ』っていう名前の川」

「せんだがや?」

君、ちょっとボケ過ぎ。

隅田川
隅田川
船上からの眺めは普段は見ることが出来ない水の都っぽい風景。なんかこう、潮の香りがしていいなあと旅情にひたっていたら

「パパー、お腹空いた」

Rとタク
Rとタクはもう飽きた様子でお菓子ボリボリまったり状態。それでも浅草が近付き、

「ほら、スカイツリーが見えてきたぞ」

と教えてやると

「えっ。どこどこ?」

と食らいつく。

Rとタク
「ぎゃはははは!何あれ!うんちだ!」

「ほんとだ!うんちだー!」

「そっちじゃねえ!」

しまった。浅草名物うんこビルディングの方に目が移ってしまった。

Rとタク
一応スカイツリーもちゃんと確認。

浅草に到着し、船から降りた。

「外国についたの?ここ中国?」

タク、君はホントに面白いなあ。降りてから川向こうにスカイツリーを眺めながら川沿いの公園を歩く。すると遊具がたくさんある広場があり、大勢の子供達が遊んでいた。Rとタクもすぐさま飛び込んで行き、

「ねえなんさい?」

「6才!」

すさかず地元の子に話しかけ、一緒に遊び始めた。子供って会って数秒で友達になれるからいいなあ…。

ここで遊んでいる子供達って、いつも視界にスカイツリーがあり、スカイツリーと共に背が伸びているんだよなあ。「生まれも育ちも東京浅草、スカイツリーと共に成長しました」って言えるなんてカッコイイなあ。羨ましい。

お昼時になって地元っ子はパパと帰り、僕らも昼飯を食おうということになった。せっかく浅草に来たのだから美味いものが食べたい。

子供達の好みを考えると趣のある老舗洋食店でハンバーグとかオムライスかな?なんて考えていたら、

「あっ!ハッピーセット!これがいい!」


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10月24日(日)
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