ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■日芸は身を助く
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息子・タク(5才)の運動会が終わった帰り道。
再開発により新しくなった日芸校舎のオープンスペースに、ものすごい人だかりが出来ていた。隣接する商店街のお祭りである。
人だかりの正体はもうすぐ無料で配られるお茶・フランクフルト・ポテトチップスのために並ぶ3つの行列。普通に買っても100円もしないだろうに、タダとなるとソ連並みの長蛇の列を作る庶民の浅ましさよ。
しかし僕も底辺に近い庶民なので
「嫁、お前はお茶の列、母さんはフランクフルトに行け。僕はポテチの列に並ぶ」
一族総動員を采配して全ていただきまんもす。
貰うもんを貰った後は日芸の学生によるぬるいマジックショーを眺めたりしていたが、
「あっ!じえんどだー!」

「ジエンド 炎人」というヒーローがやって来て、一緒に写真を撮って貰った。このヒーロー、この街の他のイベントなどにもよく現われるのでRやタクにも既にお馴染みなのである。
写真の左側に映っている通り、グッズ販売も熱心に行なわれていた。カッコイイポーズをしてくれて申し訳ないけれどもそちらにはあまり近付かず…写真も撮ったし運動会で疲れたしもう帰ろうということになった。
で、帰る道を歩き始めると、何故かジエンドもお供の人ひとりを連れ、僕らの前を歩き始めるではないか。タイミング悪く踏切が鳴り出し、一緒に待つ。踏切で電車が通り過ぎるのを待つヒーローはシュールである。どうでもいいが踏切を渡ったすぐ先には江古田で有名なキャバクラ「EKD48」がある。
「ねえ、どこにいくの?」
タクが素朴でストレートな質問をジエンドに投げかけた。着ぐるみの中の人がしゃべれないのはお約束なので、お供の人が
「パトロールだよ」
と答えると
「そっか」
タクはニッと笑った。納得のいく答えだったようだ。一方僕はアンパンマンみたいだなと思った。ようやく踏切のバーが上がって通れるようになると、ジエンドは踏切を渡らずUターンして引き返して行ってしまったではないか。
待ってた意味ないじゃん…と不思議に思ったが、実はパトロールという名目の営業活動なのだろう。ご近所をうろうろ回ってイベント会場に来てもらい、グッズいかがっすか、みたいな。現実のヒーローはアンパンマンのようにパトロンのパン屋などいないから運営費を自分で稼がねばならぬ。
僕らは踏切を渡って家に帰る、と思ったら嫁と娘・R(7才)がいない。ヒーローに気を取られて気付かなかった。どこ行った…と電話をしようとしたらメールが飛び込んできた。
「○○ちゃん(Rの友達)に会ったのでもうしばらくいます。先に帰ってて」
ンマー。もうすぐ母も栃木に帰るのだから早く戻って来いよ…と微妙に焦る僕。ヒーローとこの嫁からのメールはとても似ている。
どちらもへんしんしなければいけないでしょう!
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10月14日(木)
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