ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■栃木アンダー・ザ・ブリッジ
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栃木最終日は小山総合公園という大きな公園で子供達を遊ばせた。
この公園は一風変わった自転車に乗ることが出来る(20分100円)のが売り。

迎え盆みたいな自転車もある。ヘンテコな自転車を乗り回していた娘・R(7才)と息子・タク(4才)であったが、タクは100円のバッテリーカーにも乗りたいとダダをこね、僕もつい「ダメ」と言えず100円を与えてしまった。

いえーい。

タクが乗ってよくてRはダメってわけにはいかないのでRも…。
そして実家から持ってきた自転車も乗り回す。
「さいしょはぐー、じゃんけんぽん」
まずじゃんけんに勝ったRが乗ることになった。
「じゃ、走って来い!」
と見送ろうとすると
「寂しいからパパも来て!」
「えー!」
でかい公園なので一周すると余裕で何百メートルもあるんすけど…。でも「寂しい」と言われるとパパ弱いなあ…、というわけでRの自転車の速度に付いて行くため、猛暑の中マラソンをさせられる羽目になってしまった。Rがぐるっと回ってきたらタクに交代。
「うっひょおお!」
タクは北斗の拳のモヒカンバイク乗りみたいな爆走をかます。あっという間に公園を一周したかと思ったら僕らの前を通り抜け、公園の外の方向に行ってしまった。
「こらタク、どこに行くんだ!」
公園外の道で事故でも起こしたら大変である。またもや自転車を追いかける羽目になったが、体力の限界、気力もなくなり見失ってしまった。

公園のはずれ、隣接する体育館とを結ぶ橋に辿り着いた。橋の下は県道が走っており、その歩道に自転車だけが置いてあるではないか!交通事故…誘拐…暑さのせいだけではなく、汗がどばどば流れてきた。
「タクー!どこだ!」
必死に叫んでみると
「ここだよ〜」
と能天気な声が。振り返るとタクが橋の塔?(写真の斜めになってるタワーみたいなの)の真下に隠れて体育座りしているではないか!一体何の目的でこんなことを!
「何やってんだ!」
思わず声がでかくなってしまったがタクの答えは
「びっくりさせようとしたの」
なんという理由。
「充分びっくりしたわ!ていうか公園の外に出るな!ほら、いくぞ」
「ママもびっくりさせたいからまだここにいる〜」
「あのな…このシチュエイションで今お前を見つけたのがパパじゃなくママだったら、ママお前に本気でブチ切れてたぞ」
ていうかこのままだと文字通り橋の下に捨てられた子みたいだからまじ勘弁であった。
「ほら、早く自転車に乗れ〜」
ようやく公園の中に連れ戻すも僕は既に汗ダク。走ったしビックリしたのもあったがとにかく暑い。余裕で32度ぐらいはあったのではないだろうか。
9月も半ばを過ぎたというのにこの暑さは異常。本当に地球温暖化なのだろうか。温暖化した恥丘なら歓迎なのだけれども…。明らかにひと昔前より暑い。
ひと昔前の夏と自転車はよく似ている…。
どちらもTUBEが必須でしょう。なんちて。
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09月22日(水)
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