ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■汗体臭
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毎朝目が覚めると汗ダクである。

Tシャツがぐっしょりでねっちょりで我ながら臭い。脱いでそのまま埋めちゃいたいぐらい臭い。なので毎朝シャワーを浴びてから会社に出掛けることにしている。風呂場から出ると

「パパ〜せっけんのにおい〜」

娘・R(7才)が寄って来て、ふんふんと僕の腕に鼻を当てていた。Rはわりと僕の体臭マニアなんである。あと5年もすれば「オヤジ臭いし。死ねし」と蛇蝎の如く嫌われるのだろうけれども、今は仔犬のように僕に擦り寄ってくる可愛い子である。

ちなみに息子・タク(4才)は僕の枕をひと嗅ぎして

「くさい!」

たったひとことでの断罪と共に投げ捨てる。お前の汗だくの坊主頭だって野良犬みたいな臭いがするくせに…。

さて、ワイシャツを着ようか…と服に手を伸ばすのだがRがわりと執拗にふんふんと臭いを嗅いでいるのでなかなかはかどらない。まだパンツいっちょうのままだ。そしてRの鼻はやがて僕のパンツ付近に差し掛かり…

「うわっ、ちんちんくさっ」

なんと7才の乙女にあるまじき言葉を吐くではないか。

「なにー!ねえ、そんなにくさい?そんなにくさい?」

ちんこの臭いを嗅ぎ分けられる7才の女の子ってどうよ…ていうかそんなに臭いのか僕…ちゃんと洗ったのに…HO-Kでもないのに…。もう頭の中が真っ暗になりつつ

「ちょっと!R!答えなさい!」

Rを思いっきり問い詰めたら

「えー。うそだよ」

うわっ。嘘ということにしてしまった!おのれ…「うやむやにする」というスキルを身につけやがって…。

実は一番臭い動物はタヌキなんである。たいしゅうから「た」を抜くと異臭ー!なんちって。

しかし風呂上り直後なのにちんこくさいとかどんだけ…。

僕の体からは体臭だけじゃなく哀愁も漂っているんである。

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09月03日(金)
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