ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■書きます書きます
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娘・R(6才)と息子・タク(4才)がよくチラシの裏に書いているエッセイやら日記やら手紙やらが面白い。

まずRが書いたのを見てみると、イラスト付きである。バラだろうか、お花畑に囲まれた女の子がひとり。これがRのようである。

わたしは、おはなばたけがすきです。
そこでわたしはきがえました。
おはなばたけにはバラがありました。
わたしはバラを1ことりようふくにつけました。
ししてバラをいくつもいくつもつけました。

Rの幻想絵日記のようであった。なんかメルヘンでいいなあ。実際は、こないだ授業参観で見た時はお花畑で花を愛でるよりはダンゴムシ捕まえてキャアキャア言ってたし、バラをそんないっぱい付けたら高島屋になっちゃうだろ、とか無粋なツッコミは無しである。

「上手に書けたね〜。素晴らしい絵と文だ」

Rを褒めてやったら自分が描いたイラストを指差し

「これ、バラに見える?」

「うん見えるよー」

どうやらバラを描くのに苦労したようだった。

一方タクのものとしては、こないだウチに遊びに来た嫁父宛の手紙が書かれていた。

おじいちゃんへ
500えん、ほんもののおかねありがとう。
だいすきなじゃがいももありがとう。
たくより

…この手紙を見ると、いかに僕らが子供達にニセモノのお金しかあげたことがないことがわかる。本物のお金なぞまだお年玉でしか与えてないし。

「おじいちゃん、おこずかいくれたのか。よかったなあ」

とタクに言ってみると

「おじいちゃんお手紙もってってくれないんだもん!」

嫁父は持って行くのを忘れて帰ってしまったのだ。だからウチにあるんである。タクはプリプリしていた。

「パパも日記書いたら?」

Rが急にそんなことを言った。

「え、うん。まあ。時間があれば書こうかなあ。あはは」

どうかココの日記が見付かりませんように。

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07月06日(火)
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