ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■法事・息切れ・めまいに
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風邪を引いて超ダルくてダルくてダルビッシュであったが、栃木に行かなければならなかった。祖母の四十九日の法事だったのである。

その日の朝も相変わらず具合が悪く、熱を測ってみると

「35.8度」

何故か思いっきり平熱で

「しょぼっ!」

「ひくっ!」

家族全員にバカにされた。ダルさと苦しさは39度レベルなのに数字に表れないのは非常に悔しい。努力しても報われず数字を作れない営業マンみたいである。

電車でのたこーんのたこーんと栃木まで。駅で一緒に降りた他の親戚と共に母と弟に車で拾ってもらってお寺へ。喪主は叔父、すなわち母の弟なのだが、何故か一番遅く来てしまい初っ端から母がぶち切れ寸前になっていた。

お坊さんを見た息子・タク(4才)が

「あっボウズだ!」

と大声で言うので

「ボウズはお前じゃー!」

慌てて口を塞いだ。お堂での法事が済んだ後は納骨である。お墓自体は祖父の場所があったのだが、ずっと墓石がなかったのでこの度ようやく建立。お坊さんがお米とお酒で四方を清めたり、団子を食べたり。

とにかく蒸し暑く更に風邪の脂汗がダラダラであったが祖母に手を合わせる。ほぼ40年ぶりに祖父と再び一緒の場所に…等と考えると人生の深みを改めて感じさせられる。

お寺を後にしてからは中華料理店にて精進落とし。Rは終始よい子に立ち振る舞い

「Rちゃんは美人だね。おしとやかだね」

などと親戚一同に対してポイントを上げていたが、タクはいつものお調子者なので、

「たっくんなんか歌って〜」

「え〜どうしよっかな〜」

とか言いながら歌を披露したりしていた。そして叔父の内縁の後妻の孫娘という微妙な親戚関係の小学生の女の子と仲良く遊んでいる…と思ったら

「おっぱいさわらせろォ〜」

いつの間にそんなお下品なことを覚えてるのだ!

「やめなさい!!」

あああ親の顔が見たいよ。…いや、僕は決してタクの前ではエロネタは言っていない…はず…。思いっきり野原しんのすけキャラだな…。

精進落としも終わり、親戚一同も帰り、これで四十九日の法事がすべて滞りなく執り行われた。

「まったくあいつ(弟)だけじゃ百年経っても墓石なんか立たなかったよ!今日だって喪主の癖に遅刻してんだからもー」

誰もいなくなったことをいいことに母が愚痴を垂れる垂れる。昔から人は良いがどこか抜けている叔父は僕が子どもの頃から何かとドタバタを起こしていた。あまり深くまでは聞いていないが…。僕が死んだ後もRとタクがこんな感じになってたりして。

ただ母は肩の荷が降りたようでホッとしていた。さぞかし今夜は気も軽くなっただろう。菩提寺は天台宗なので、

今夜は最澄ってか。

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07月04日(日)
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