ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■謎のおっぱいラーメン
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嫁のチャリに娘・R(6才)と息子・タク(4才)を乗せて、僕はひとりまた別のチャリに乗り、公園に向かった時のこと。
公園に着いてから嫁が言った。
「途中のラーメン屋見た?」
「ああ、長州ラーメンって名前のとこ?」
来る途中、「長州ラーメン」と書かれたラーメン屋を見かけたのだ。長州ラーメンって初めて見たなあ。チョーシューメーンってか。とか考えながら見ていたのだが、
「そうだけど。…他に見なかった?」
僕は何かを見落としていたようだ。
「…何を?」
「気付かなかった?その店、『おっぱいラーメン』って貼り紙があったのよ!」
「なんだってー!」
おっぱいラーメン…すごい魅力的な響きだ。何故ならばおっぱいは性的な意味で大好物であり、ラーメンは食欲的な意味で大好物。性欲と食欲の二大好物が合体した言葉だからである。
「昼飯はそこで食うことにしよう」
「えっおっぱいラーメン食べるの?」
当たり前である。そんなネタ振られたら食い付かないわけいかないだろうが。おっぱいラーメンとは何か。昔、「ちちのや」というトップレス牛丼屋があったと聞くが、それに似た類なのだろうか。それが気になって子供達を公園で遊ばせる時間が勿体なくなってしまった。
早くお昼時にならないかなあ…Rとタクが遊びまくって早く
「お腹空いたー」
って言わないかなあ…ソワソワしながら子供達を見ていた。とある遊具のところで子供達が皆
「あ、おっぱいだ」
「おっぱい」
「おっぱいだよ」
口を揃えて「おっぱい」を連呼する。何故ー!僕の心を読んだの?みんなエスパーなの?伊東なの?と慌てたが

僕の足元に誰かが水で「おっぱい」と書いていたようだ。誰だこんな小ボケ先生みたいなことすんの…。
しかしここでも「おっぱい」に巡り会うとは、絶対昼飯はおっぱいラーメンを食べなければならないという運命なのではないだろうか。
「おなかすいたー。もうかえりたいー」
散々遊びまくって午後1時半。ようやく家路に着く時が来た。
「よーし。ラーメン食べに行くぞ!」
ひゃっほーとそのラーメン屋に着いた。

どーん。
「なるほど。堂々としたもんだね…おっぱいらぁめんって…じゃ、入るぞ」
「ああっ。待って!」
「何だよ」

「今日、定休日だって!」
がーん。がーん。がーん…。ああ、ものすっごいおっぱいラーメンを欲していたのに、なんだこの肩すかされ感は…。
しょうがない。普通のおっぱいで我慢するか、と思い
「嫁、今夜やらせて」
「なんでよ!」
夫が嫁のおっぱいをまさぐるのに理由などあろうか。で、夜になってまさぐろうとしたら
「ごめん、ついさっき私も定休日になっちゃった」
何そのはかったようなタイミングはあああああ!4コママンガのオチみたいじゃねえかよおおおお。
まったく、おっぱい食わされたわ!
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05月31日(月)
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