ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■パイオツハザード
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悲劇は突然訪れる。
「すっばらっしいっ。わーいえむしえっ」
ヒデキではない。
ゴールデンウィークなので栃木の実家に帰っている。僕と嫁、娘・R(6才)と息子・タク(4才)、そして母と弟で昼ごはんを食べていた。
何の前触れもなくタクが言った。
「パパのパソコンにさあ、すごいおっぱいがあるよね」
ブー。レモン牛乳噴いた。
「なななな、何を言い出すんだ君は」
軽くさらりと流すにはそのセリフは重すぎた。
「こーんなすごいおっぱいあるよね」
タクは「コレモンでコレモン」みたいな両手で胸をぼいんぼいんする仕草を見せた。ジェスチャーがオヤジ臭い…。おのれ。いつの間に見られたのだろう。
「ああそうさ!いっぱいあるさ!」
僕は開き直った。例えば牛丼が食べたくて吉野家に行ったとしよう。たくさん食べたいので特盛りにしたい。しかしもしミニ盛りしかなかったら…。それと同じで、おっぱい特盛りを特モミしたいのに、ウチ(というか嫁)にはミニ盛りしかない。そんなジレンマに陥ったらどうするか…。
やっぱパソコンに巨乳集めるしかないっしょー。タクも男なら、あと10年もすれば余裕で血眼になる。今は分からなくても将来分かり合えるだろう。いつの日か同じパソコンのモニタを眺めながらエロ画像を漁る親子に…なりたくはないが。
「まったくお前は…」
呆れる母。この年で母親にエロ本を見付けられた中学生のような窮地に陥るとは思わなかった。弟はニヤニヤしていたがお前も男、しかも彼女なし。ナオンのパイオツ(死語)ぐらいギガ単位で所有していることであろう。
「…」
無言の嫁。怖い。これが一番怖い。また夜の営みを言い出しにくくなるなあ。そしてRも無言。こちらはなんかどうでもいい感じでご飯をもしゃもしゃ食べている。ウブなネンネちゃん(死語)なのでスルーしてくれるとありがたいのだが…。変態オヤジと思われたらどうしよう…。思春期だったらグレるレベルだよな…。
僕はとっとと東武線のスペーシアに飛び乗り、日光華厳の滝から身を投げたかったがそうもいかぬ。生き恥を晒してでも女房子供を養っていかなければならない。ご飯を食べた後、普通に子供達を公園に連れて行き遊ばせた。
僕の阿鼻叫喚な心境と違い、暖かな陽射しが広い原っぱに降り注ぐさわやかな公園。子供達は縦横無尽に走りまくる。
この広ーい、野原おっぱい…。
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05月03日(月)
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