ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■マヤ…私のライバル!
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娘・R(6才)と息子・タク(4才)を交通公園に連れて行った。嫁は家で家事。

ここは自転車を借りて乗ることが出来る、Rとタクお気に入りの公園なのである。ちょうどそこにふたりの友達、ぴなこちゃんときよたか君がママと来ていた。ちょうどウチと同じ女男のきょうだいで、年も一緒。そのせいもあってか仲良しであり、特にタクときよたか君はお互いライバル視しているようなところがある。

そのきよたか君は補助無しの自転車を乗り回していた。

「ほー。きよたか君はもう補助無し乗れるのか。まだ4才なのにすごいねえ」

一方のタクはまだ補助輪付き。練習しようぜと言ってもヘタレなためすぐやめてしまう。自転車をこぐスピードだけはRを凌ぐ勢いがあるため、ちょっと練習すればもうすぐに乗れると思うのだが、なかなか本人がやる気になってくれない。

今日はいいチャンスだと思い、

「きよたか君はもう補助無し乗れるぞー。タクも出来るように練習しようぜ」

ライバル心を煽ってみたところ

「れんしゅうするー」

おお、その気になったー!

「じゃあ補助無しの自転車借りてこい」

と指示するとタクは自転車置き場に走って行き

「かりてきたー」

キコキコと乗ってきたのは…

「三輪車じゃねえか!」

「ぎゃははははは!」

まったくいちいちボケなくていいから。大阪人かお前は。改めて自転車を取りに行かせ、練習開始。

「パパ、離さないでね」

僕はハンドルを抑えながらタクを走らせたのであるが、勢いが付いてきたところで離してみると、

「おおっ走れるじゃないか!」

ほんの1メートルぐらいでよろけてしまったが確かに走れた。

「よし、今度は自分だけでやってみよう」

まだ補助無しを乗れない子にとって難しいのは、足を地面から離してペダルを踏む第一歩のスタート時である。この時はRも

「ぺだるをこーして、あしはここにおいてえいってやるのよ」

得意気にタクを教えていた。この公園は、姉なのにしょっちゅうタクの押しの強さに泣かされているRにとって、姉貴風を吹かせることが出来る少ない機会である。

R
「さかあがりもできるよー」

鉄棒でも得意顔である。タクはご覧の通り出来なくていじけている。

だいたいここでいつもタクは練習やーめたとか言うのだが、この時は違った。わりと辛抱強くスタートの練習を繰り返し、

タク
「あ、もう出来た」

すごい。もう乗れる下地が出来ていたとはいえ、本日の練習、ものの15分でスイスイ乗れるようになってしまった。

「すごいな!これでもう補助無しに乗れるな!」

興奮してRとベタ褒め。タクも相当嬉しかったようで、

「お家帰ったらママに乗れるようになったって言うんだー」

などと言っている。

「おう。言え言え」

確か僕が補助無しに乗れるようになったのは幼稚園年長…5才か6才ぐらいの時である。1年もしくは2年、僕より早い。童貞を捨てるのも僕より早いのかしらん。

補助無し年齢は負けたが、ゴム無し年齢は負けたくないなあ。

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02月17日(水)
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