ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ナオンをパーナン
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嫁が友達の結婚式に呼ばれたので僕が娘・R(6才)と息子・タク(4才)を連れて公園に遊びに行った。
ここは交通公園なので自転車を借りることが出来るので、Rは自転車を乗り回していた。
「18(インチ)に乗れるようになったのよ〜」
と得意気である。Rはひとまわり大きな自転車に乗れるようになったのだ。これまでのRは16インチしか乗れなかったのである。すなわち、Rはまだ、16だから〜♪
そしてタクは滑り台で遊んでいた。
「パパ見て見て。コレ出来るようになったんだよ!」
タクの言う「コレ」とは滑り台で腹這いになってそのまま滑って行くというもの。Rもタクも自分がここまで出来るようになったということをいちいち報告して可愛い。こうして少しずつ成長していくんだね…。
「ねえ見て見て!」
「ん?」
タクの滑り台の様子を見ていると、タクの次に滑ろうとする知らない女の子に声をかけられた。3才ぐらいだろうか。女の子は普通にしゅーっと滑って、僕に「どうよ」とばかりの笑顔を向ける。可愛い子だな…と思って
「じょうずだね」
とりあえず誉めておいた。するとその女の子にタクが
「いっしょにあそぼー」
お、ナンパですか。ナンパの成長具合も見せてくれるんすか。タクはその女の子に
「さきにすべっていいよ」
とか必死にアピール。滑り台の上のあの狭い一角で一生懸命話しかけていた。どうやらタクもその子を可愛いと思ったようである。さすが親子。好みが一緒だ。ところがその女の子が突然
「あっリュウキー!」
と叫んで向こうから歩いてくる男の子に手を振った。お友達らしい。リュウキ君と呼ばれた男の子も滑り台に来て女の子とキャアキャアやり始めた。そしてひとりになってしまったタク。
「うわ。辛い。これはどう切り抜けるのだろう…」
タクの次の行動を結構オバサン根性で眺めていたら、タクは無言のまますーっと腹這いで滑り台を降りて行き、
「パパ、たっくんも自転車乗る」
成長の陰に数えきれぬ失敗あり。子供の成長の課程は時として悲しいものである。なんか僕そっくりだから。悲しい男の経験だけはたくさんある僕。ここはひとつ励ましてやらなければならない。
「いいかタク、これからも同じような悲しみを何度も味わうことになるだろうが決してくじけてはいけない。下手な鉄砲も数打ちゃとりあえずママのようなのがたまに当たるから…」
「あっ犬のうんちだー!」
「人の話を聞けー!」
僕の訓話は犬の糞より価値がないようだ。
成長よりご静聴願います。なんつって。
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01月11日(月)
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