ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■朝霧よ今朝もありがとう
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日光旅行の2日目。
温泉宿に泊まった僕たちは、翌朝大笹牧場というところに行くことにした。
個人的には東照宮などの世界遺産をじっくり眺めたかったが娘・R(6才)と息子・タク(3才)にとっては退屈だろう。それよりも牛や羊との触れ合いによる情操教育の方が良い、という判断である。
その牧場は乳搾り体験やバター作り体験も出来るのだ。なんでわざわざ乳を搾って金取られなきゃいけないのだとも思ったが、考えてみれば人間の乳を揉むにしても嫁以外有料なので仕方がないのか、と考え直した。
心配なのは天候であった。朝からものすごい霧が立ちこめていたのである。
「ねえねえ、なんでここは霧がすごいの?」
「それはね、ここが霧降高原という名前だからだよ」
とカチカチ山風に解説してみたが、
「霧が出てるのも朝だけだよ。そのうち晴れんべー」
ということで牧場行き決行。そしてその結果

全然晴れてくれなかった。僕らは牧場の駐車場を降りてすぐの、大きな売店とレストランが一緒になった建物から出られなくなってしまった。牛のいるところやバター作りが出来るところは同じ牧場内といっても広大な敷地のため、結構歩くんである。
Rとタクは
「さむい〜」
と言っており、寒い上に濡れる霧の中を歩かせるのは可愛そうなのでお土産の物色と食事をすることにした。もしかしたらその内霧が晴れるかもしれないという願望も込めて…。
売店を回っていると、みんな寒いと言っている癖に、この牧場の名物であるソフトクリームは
「たべる!」
とRもタクも食べたがり、何よりも旅行中このソフトクリームをずっと猛プッシュしていた嫁も
「絶対食べる!」
と迷わず買いに走り、夜には見せたことがないような舌さばきでベロベロ舐めまくる。


幸せそうなRとタク。
そして母も川魚を焼いている店を見つけたらしく、
「岩魚食べたい、岩魚!」
もう外で遊べないからみんなひたすら食いに走ってるよ…。
「じゃあ買って来るよ…」
とその店に赴くと

大丈夫かコレ。1から10までダメじゃん…と不安でいっぱいになったが、全く待たされず買うことが出来た。オーダー前から焼いてあったからね…。
僕はというと、ソフトクリームも魚もあまり食べる気がしなかったので、搾りたての牛乳を使ったカフェオレをいただくことにした。
「100円デス」
とニッコリ笑う売り子の女の子がメチャクチャ可愛くて
「きききき君の母乳を飲ませてくれ。出ないんだったら出るようにするから」
と思わず口説きそうになったが僕には妻と娘と息子と嫁とワイフと子供が。
「あの子とっても可愛いよね〜」
と嫁に報告するに留めた。すると嫁は
「えー。そお?鼻でかいじゃん」
なんということを。
「言われてみればそうかもしれないけど、ちょっと大きいかなってぐらいででかくはないだろ…」
「いーや、でかい!」
僕の目には牧場に舞い降りた乳白の天使に写っていたのに、嫁の酷評によりハナ肇にしか見られなくなってしまった。

これはゴハン中。
そんなこんなしている間、ずっと霧が晴れないかなーと淡い期待を寄せていたが、一向に晴れる気配はなくますます濃くなるばかり。
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09月29日(火)
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