ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■本当にあった怖い可愛い話
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真夜中、音楽を聴きながらネットをしてると
「…」
後ろから人の声が聞こえたような気がした。ちょ、ちょっと怖いんすけど。振り返りたいんだけど振り返られないんですけど。僕、この年まで幽霊童貞なんですけど。出たなら出たで優しくして欲しいんですけど!…と身動きが取れないでいると
「……」
「うわあああっ!」
反射的に振り向いてしまったら、わずかに開いたドアから何かがこっちを見つめているー!
「パパ…」
「あ、Rかっ」
ドアに立っていたのは娘・R(6才)だった。小さな声で僕を呼びながら、何故か既に半ベソ。
「どうしたんだ?おねしょかな?」
Rは首を横に振った。じゃあ何だろう…。
「分かった。また蚊が出たんだな」
と言うとRはコクリと頷いた。2日前の日記に書いたが、Rは蚊が耳元で飛ぶ音が怖くてしょうがないらしい。蚊の音が耳元で「ぶーん」とするため目が覚めてしまいとても怖くなったが、僕は隣の部屋でネットしていたため助けを求めたくても怖すぎて声も出なかった、という話。
「もし今度目が覚めたら、頑張ってパパを呼ぶんだよ」
とRを励ましたので、僕に言われた通り今回は勇気を出して僕のところに来たのだろう。
「よしよし、今日は頑張ってパパを呼んだんだな。偉いぞ。一緒に寝よう」
Rは僕にしがみつくようにして眠りについた。なんて恐がりな娘なんだろう。それでもありったけの勇気を出して僕を呼んだのだ。偉いぞ可愛いぞいとしいぞ頬擦りしたいぞ。
ていうかそんなに蚊がいるのだろうか。最近寝てる間に蚊に刺されまくり、ということはない。耳を澄ませてみても蚊の音など一向に聞こえてこない。念のため蚊取り線香でも仕掛けたろか…と思ったが、Rは蚊以上に煙が大嫌いなのでダメである。
しがみつくRの背中を撫でながら、隣で寝ている嫁の姿が目に入った。わざわざ隣の部屋の僕を呼ぶよりすぐ近くの嫁を呼んだ方が早いのに、何故わざわざ僕を呼ぶのだろうか…とふと疑問に思いつつも、僕もいつの間に眠ってしまった。
翌朝、嫁が
「昨日私も気付いたんだけど、『お、今日はあなたのとこに行ったー』って思って寝てたよ」
そんなことを言った。
「そうだ、ママを起こしても良かったのに」
とRに聞いてみたところ、Rはこっそり僕に
「だってパパの方がずっと大好きなんだもん」
ヒソヒソと耳打ちするではないか。何このオヤジ殺しのセリフ。僕は速攻でKOである。R、君の勝ちだ。一体何度Rの言葉や仕草にKO負けしたことであろう。このオヤジ殺しチャンプめ。
階級は蚊だけにモスキート級かしらん。
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08月22日(土)
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