ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■帰宅娘とオタク父
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朝起きると、娘・R(5才)がいなかった。

幼稚園のお泊まり保育でいないんである。息子・タク(3才)は既に起きてチョロチョロとおもちゃで遊んでいた。

「たっくん。Rちゃんいなくて寂しくないかい?」

やはりふたりがいないとパパ寂しいんだ…とか言ってみたら

「寂しいよォ。あ、パパ、ブロック持って来て〜」

あんまり寂しくなさそうである。Rは今日帰って来るが、僕が仕事から帰る時には寝ているだろう。つまり明日の朝にならないと話したり出来ないんである。ああ待ち遠しい。

そんな感じで会社に行って、昼間、嫁から

「帰って来たよ」

とメールがあった。1日とはいえ、親元を離れての初めての泊まり体験。その経験がRをちょっとでも逞しくさせたかもしれない。1日前とは違うRになって帰って来てるかもしれない。

ああ、今すぐ家にすっ飛んで帰ってRにちゅーしたい、とか考えながら仕事して、数時間の残業の後ようやく帰って来たら…

家の中になんかデブな老婦人が歩いているので

「逞しくなりすぎ!あと老けすぎ!」

とビックラゲーションしたら

「あ、おかえり。今日泊まるかんね」

氷川きよしコンサートのために栃木から来た母だった。この季節、母と一緒の部屋にいると体感温度が2度上がる。それよりもRである。寝床ではRとタクがゴロゴロと寝返りを打ちまくって寝ていた。ああ、やっといつもの光景が戻って来た。

Rの寝顔を覗くと、心なしかちょっと大人びた感じがする。

「なあ、R、顔がちょっと大人っぽくなってるような気がするよ」

と嫁に言うと

「えー。まさか。たった1日で」

と笑われた。嫁は分かっておらぬ。僕はRに対しては片想いの相手のような気持ちが混じっているから、映る印象も違うのだろう。とどのつまり、男親と女親では娘を見る目線が違うのだ。どうでもいいが「とどのつまり」って変な言葉だ。浅田飴か。あ、そりゃ「喉の詰まり」だ。

一方母は巨体を横たわらせてガーガー寝ていた。

トドの泊まり…。

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07月31日(金)
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