ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■大事な胎児と対峙。
今日も寝るのが遅くなった。
嫁は僕に背を向けて眠っていた。
肩を抱いてみたけど反応無し。
頭を撫でてみたけど反応無し。
胸は揉んでみたいけど乳が無し。
「アナタが寝る時はお腹の中のRちゃん(仮名)が
動いて知らせてくれるから分かる!」
なんて言っていたくせに。
僕はお腹に手を当ててみた。
ドン。
はっ。Rちゃん(仮名)が中から蹴った!
嫁は爆睡してるのに答えてくれるとは偉い。
胎児に話しかけてやることは大切なことである。
だから僕は嫁が起きないようにそっと囁いた。
「Rちゃん、お母さんに内緒でいいことしようかへっへっへ」
ドン。
お、返事あり。見込みがあるなあコイツ。
「じゃあ、黄桜といえば?」
ドン。
お、正解。
「テポ?」
ドン。
おおー正解。
「ドレミファ?」
ドン。
凄いっ。さすが我が子っ。
「58473-58472=?」
ドン。
なんと!5桁の計算まで!
「ほら吹き?」
ドン、ドン。
おおー。2発蹴った!つーか古いネタ知り過ぎ!
この子天才!
…。
人はこうやって親バカになっていくのだろうか。
ともかく、面白いようにドンドン鳴る嫁の腹。
さながら寝たまま狸囃子状態。
しかし、ここまでやっておいて
本当に気付いてないんだろうか。
普通起き出すもんじゃないだろうか。
「…眠くてめんどいからほっといた」
次の日、嫁はそう答えていた。
狸囃子状態の上に狸寝入りだったようだ。
えーと、えーと、
この狸の嫁寝入りめ!(苦しい)
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04月17日(木)
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