ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■お腹の子がケルナグール。
先日、嫁の腹痛騒ぎで「すわ。腹の子に異常が」とヒヤヒヤしたものの、
原因は単なる便秘でほっと胸を撫でおろした。
そんな心配を知ってか知らずかは分からないけれども
子供自身はわりと逞しいらしく、どうやら動き出すようになったらしい。

「ポコポコ中から叩いてくるの」

と、嫁はにへへと笑う。悔しい。

僕も胎動を確かめてみタイドウー!

…。

先程ぼけーっとTVを見ていたら

「あっ、アナタ、ほらほら、今、動いてる」

嫁が急かした。僕は嫁に駆け寄って、腹に手をササッと当てて様子を窺う。
なかなか嫁の呼吸による腹筋の動きがあって判断しづらい。

「あのさ、紛らわしいから呼吸と心臓ちょっと止めて」

「あたしゃ忍者か何かかい」

仕方なく手を離した。

「あっまた動いた」

腹に手をササッ。胎動ー!動けハイドウー!
しかし、また確認できず。

「まあ、焦らなくてもそのうち確かめられるさ、ははは…」

僕はタバコを咥え、ライターに手を掛け…るフリをして、

「フェイントー!」

手をササッ。

ぽこん。

嫁の腹の中から突き上げるような力を感じた。

「今の、そうだよ」

嫁が言った。

「う○この動きじゃないのか。お前便秘だろ」

「ち、違うもん!」

…これが胎動なのか。嫁がそう言うのだからそうなのだろう。
ただ僕としてはイマイチ分かりやすいものではなかったので

「今、蹴ったー!パパでちゅよー!あはははは!」

などというドラマのようなバカ正直なリアクションを取れなかったのが
口惜しいといえば口惜しいような…

現実はこんなもんか。

もう少し成長を待てばもっと活発になり力も出て来て
ハッキリした胎動を確認できるのかもしれない。

だがそうなってくると嫁の身体が心配になってくる。
何故ならば、赤ちゃんがおなかで暴れると、ものすごーく

いタイドウ。

(またダジャレオチかよ)

04月13日(日)
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