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エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■問1:ラブ+ライス=?
「ラブライス」
というとても愛のある名前の料理が近所の喫茶店にある。
言っておくがラブジュースではない。
僕は食べに行くことにした。
嫁も行くかどうか誘ってみたら
「行く!食べる!」
付いてきた。
自称「ラブラブモード奥様」なだけあって
この手のネーミングのモノには、嫁まっしぐら。
喫茶店の目の前に着いた。
何だか「純喫茶ボン」みたいな、昭和の時代から
変わってないような外観。大丈夫かおい。
僕は少し気合を入れて、店の扉を開けた。
♪ギンギラギンにさりげなくぅ〜♪
BGMまで昭和かよおい!
「いらっしゃい…」
トドメとばかりに出て来た店員は、
明日あたり姥捨て山に捨てられてもおかしくないぐらいにやつれた、
強烈な哀愁感が漂うおばさん。
「ご注文が決まりましたら呼んでください…」
ボソボソと喋り、笑顔も無く目を合わせることも無く
水とメニューを置いた。
メニューを見た。確かに「ラブライス」はあった。
この単語をいざ口に出して注文するのは恥ずかしいものがある。
しかしここで臆しては来た意味が無い。
僕は意を決しておばさんを呼び
「ラブライスをひとつっ」
気合を入れてオーダーしたのだが
「はい、ラブ…」
おばさんは何の抑揚も無く伝票にメモって奥の厨房に消えていった…。
まあ、いいけど…。
やがて、運ばれてきた。
これが「ラブライス」である。

…オムライスなんだが。か、可愛いじゃないか。
ただ、この愛の文字は例の姥捨ておばさんが
ケチャップで綴ったはずであり、その姿を想像すると
寒気が襲ってくるので考えるのは止した。
邪念を振り払い実際食べてみると、非常にうまい。
やはり愛のあるオムライス。更に
「はい、あーん」
と、嫁に食わせてやる。ラブライスだからラブ米。
これで愛のあるイベント、パーフェクト。
帰り際、おばさんが
「ありがとうございました」
と、初めて笑顔を見せた。
最後にやっと、おばさんの中にも
愛を見つけることが出来たのであった。
【オマケ】嫁が作るとこうなる。

(´・ω・`)しょぼーん。
04月10日(木)
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