ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■可愛いベイビー、オイオイ…。
友達のマサトと会った。
久しぶりだったので子供が出来たことを伝えた。

「かじりんさん、そりゃオメデタじゃないですか。出産予定日は?」

「8月18日」

「へー。僕、7月29日なんですよ」

「お前の誕生日なんか聞いてないよ」

「いや、だから、僕の子供の出産予定日…」

ええええええええええっ!
いつも彼女とイチャイチャしてるのは知っていたが、

ひょっとして、デキチャッタ☆ケコーン?

「籍はどうしたんだよ!入れてないだろ?」

「…いずれ、入れますよ」

大丈夫なんかなあ。

「マサト、先に結婚した僕より早く子供出来やがって」

「へへへ、僕の勝ちですよ」

「うっせーばーか、ゴムぐらいちゃんとつけろ!」

「何を、このブルマフェチ!」

不毛な争いはともかく、僕は彼のことが心配であった。
彼はまだハタチそこそこだし、
今までの傾向だと仕事も女もコロコロ変わりがちだし。

いや…。一番恐れているのはそんなことではなく。
マサトと別れ、すぐさまドドドドドと帰宅。嫁も帰っていた。

「大変だ。マサトに子供が出来た。
 僕らより半月ほど早く仕込んだらしい」

「ええっ。彼も?」

驚く嫁の腹をしゅごおおおおお…とさすり、
僕が愛して止まない近所の美少女「Rちゃん」に
ちなんで命名した子供に呼びかけた。

「Rよー!大きくなれー!マサト子供よりも早く産まれてこーい」

「ちょっと、あなた、急にどうしたのよ!」

「だって、このままだとマサトが先に子供に『R』と
 名付けてしまうじゃないか!
 『元祖R』はウチの子供にするんだああああ!」

「えー」

何故僕がそんなことを危惧しているかというと、
実は僕とマサトは過去「Rちゃんファンクラブ」を
結成していたのであった…ことは内緒である。
03月04日(火)
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