ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
[5183665hit]
■妊婦エレキバン。
つわりで苦しんでいた嫁だが
このところ体の調子がいいようで、
いつも通り飯を作ったり洗濯をしたりしている。
夜、嫁が寝床に入った時に聞いてみた。
「つわり、最近軽いのか?」
「うん」
「もう安定期に入ったってことかな?よかったな」
しかし嫁は顔を曇らせて言った。
「まさか、また赤ちゃんダメになったんじゃないよね…」
前回子供が出来た時も、嫁はつわりがひどかったが
ある日ピタリとなくなってしまった。
それから間もなく、嫁は出血した。
子供はいなくなった。
悲しい過去を思い出して2人して
うむむむ…と唸って子宮のあたりをさすった。
「でもさ!深夜は気持ち悪くなるし!
完全につわりがなくなったわけじゃないと思う!
だから大丈夫だよ!」
嫁は気を取り直して言った。
「そうか」
「それに、便秘だしね!」
やな根拠だなあ。
「じゃあ、僕がまたそっちに『注入』してやろうか」
「ダメ」
夜の営み(別穴方面)は、あっさり断られた。
効果てきめん、やわらかなお通じが来るのに…。
それにしても本当に子供は成長しているのか、
正直まだ不安だ。
僕らの元に子供がやって来てくれるのか、
そして無事抱くことができるのか疑心暗鬼なのである。
一度味わった苦い思い出がどうしても引っかかる。
子供がいる僕の家。それが未だ想像できない。
…。
「便秘治療」は間に合ってる、とのことなので
僕はネットをするため寝床を離れようとした。
しかし嫁が僕の腕を捕まえた。
振り返ると、嫁は「アイフルの犬の顔」になっていた。
そしてじたばたと暴れ出した。
「パパー!おやすみのチュウしてくれなきゃヤダー!」
でかい子供がここにおったわ。
02月18日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る