ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■子宮にやさしい、語りかけ。
夜、ネットを終えて寝床についた午前3時。
既に寝ていた嫁が目覚ました。

また「ネット漬け夫!」などと僕に文句を言うのかと思ったら
嫁はお腹をさすり、子供に語りだした。

「…パパはいつまでネットやってるんだろうねー。
 きっとどこかの女の子と話してたんでちょうねー?
 いいでちゅねー。
 でも、一緒に寝てくれないと赤ちゃんは
 パパのこと忘れちゃうよねー」

そう言われるとぐうの音も出なかった。
子供を盾にされると弱いなあ。

またある夜、久しぶりに夜のアレをしたくなり

「小生の愚息がご挨拶したいのですがよろしいでしょうか」

と、嫁にお伺いを立てたところ

嫁はまたお腹をさすり、子供に語りだす。

「パパがご挨拶したいってー。
 でも、今日はだめでちゅよねー。
 まだ安定期じゃないのにパパはひどいでちゅねー」

嫁は僕に対する不平不満を子供に語りかける、
という芸風を最近身につけたようだ。

「お前、いちいち子供に文句タレこむのやめてくれ…」

たまらなくなって僕は懇願した。

「ダメ。子供はワタシの味方」

嫁はニヤリと笑った。
おのれ…下手に出てればいい気になりおって。

「今から子供を抱え込もうなんて卑怯だぞ!」

「生まれてからはアナタ側に付くかもしれないけど、
 今現在、子供とワタシは一心同体なんだから!
 絶対ワタシの味方なの!」

「うぬうう…子供よー!聞こえるかー!お前がもし男なら
 この父の気持ちが分かるはずだー!」

僕はお腹の子に届くように叫んだ。

しかし、これ、絶対胎教によくない夫婦の会話。
こんな馬鹿親の下に生まれることを儚み、
出生後即出家。なんてことも…。

お釈迦様も真っ青。

02月13日(木)
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