ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■嫁のつわり地獄吐き地獄。
残業中に携帯にメールが入った。
嫁からだった。

「吐いちゃった。つわりピークかもおおおおお!」

あまり仕事中にメールを打ちたくはないのだが
何だかパニクってるのが目に浮かぶので

「落ち着いて寝てろ」

そう返信したら

「うん。ちょっと落ち着いた…」

と、またメールが。しかし、
やっぱり不安だったので結局電話することにした。

「もしもし」

「キョエー!」

電話の向こうから怪鳥ラドンのような声がした。
ウチでなんか鳥、飼ってたっけか…。

「あれ…もしもし?」

「キョエー……ア、アナター…」

声の正体は、吐いた上に泣きまくって
声色が裏返ってしまった嫁だった。

全然落ち着いてないじゃん。

「あー今から帰るからじっとしてなさい」

僕はそう言って電話を切り、仕事は終わっていなかったが
すぐさま電車に飛び乗って家に帰った。

家に着くと嫁は静かに寝ていた。

「ワタシ、滅多に吐かないから、自分でも驚いちゃった」

とのことであった。

普段の嫁であれば…。

「アナタ!昨日女の子と飲みに行ったでしょう!」

「行ってないよ〜」

「じゃあこのデジカメに写ってる可愛い女の子は誰!」

「…申し訳ございません」

僕を吐かせることは得意であるのに。
げろげーろ。

01月29日(水)
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