ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■江戸っ子にはなれなかった…。
嫁と寿司屋に行った。
もちろん回転寿司なんて安いところではない。
カウンター越しに板さんとサシで粋な会話を
楽しみつつ食べるのが良いのだ。
正真正銘の江戸前寿司である。

回転してていいのは花びら大回転だけである。

そんなわけで、目の前にネタがずらっと並んでいるカウンター席に座り
早速握ってもらうことにする。僕はホタテが好きなんである。が…。

「お客さん、ホタテは今日終わってしまったんですよ」

僕は悲しくなった。それを見た板さんは

「他に、貝はねえ…そう、今日はアワビがいいんですよ。
アワビは女性に食べさすといいですよねえ〜ナニの締まりが良くなるから」

僕はお茶を吹き出しそうになった。
アワビは女性器そっくりだから…ということらしい。
僕は女性器を直視するのは苦手なのでよく分からないが、
急に生臭さがこみ上げてきたのでアワビは断ることにした。
話題を変えよう。

「じゃあ、男は何を食べたらいいんですかねえ」

「そりゃあ、白子(=魚の精子)でしょう!
今日は透き通ったいい白子が入ってるんですよ〜」

板さんは速攻で答えた。余計生臭さが増しただけだった。
いくらかゲンナリして、ガリをかじっていたら
それまで沈黙を守っていた嫁が僕にヒソヒソと耳打ちした。

「白子って精子でしょう?精子って白いはずでしょう?透明な白子って、何?」

「そういえば…予告汁だけを集めた…とか?」

うーん、と悩む僕と嫁。

ていうか、

全然粋な会話じゃないし。

この寿司屋は今後「エロ前寿司」と呼ぶことにしよう。

01月27日(月)
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