ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■足は女子高生以上に細い自信はある。
夜、机に向かってキーボードをカタカタと打っていたら
嫁が後ろに立った。

「うーん、やっぱりあなたには小さいかなあ」

僕の背中に服を当てて、大きさを見ているようであった。
何の服だ…と思って振り返ったら、

どわ。

セーラー服じゃないか。

このセーラー服は僕がゲーセンで取ってきたものである。
何日か前の日記に書いたが、
ある日嫁がそれを着て僕の帰りを待ち伏せしていたので
僕は恐怖のズンドコに陥ったものである。

「僕に着ろ、というのか」

「んふふ…」

嫁は答えを避け、笑って去っていった。

翌朝、スーツに着替えるために
寝惚けまなこでキャビネットを開け、
ワイシャツとネクタイを取り出した。

…と思ったら。

それはワイシャツではなく昨夜のセーラー服で…。
ネクタイかと思ったらリボンで…。

「何で僕のスーツにセーラー服混ぜとくんだよ!!」

「んふふ」

「これじゃまるで

『女装癖会社員の秘密のキャビネ』

 じゃないか!」

「んふふ…」

「危うく着るところだったじゃないか!」

「んふふ…」

嫁は笑って答えてくれない。

どうやらいずれ僕に着せるのを虎視眈々と
狙っているようである。

だんだん「ナース服」とかも混ざるようになったりして…。

12月19日(木)
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