ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
[5183668hit]

■ナイスツッコミ。怒涛の親子編。
母から電話が掛かってきた。
いつも大した用はなく、喋りたくなると掛けてくる様である。

近所の猫がサカリがついてうるさくてかなわない、だの
西尾さん家の次女に男が出来てサカリまくっててしょうがない、とか

いつも母の半径500メートル周囲以内で起こったどうでもいい情報ばかり。
誰だよ、西尾家次女って。

だから僕は

「あー、はー、はー」

筑紫哲也並みのぞんざいな相槌を打つしかないのだが
今日の母の話はめちゃくちゃツッコミを入れたくなる内容だった。
電話に出ると

※母は生粋の栃木県人のため、母のセリフ部分は
 つぶやきシローの口調を思い浮かべて読んでいただくと
 より一層の田舎臭い雰囲気が醸し出されます。

「はーい、お母さんだよー。お嫁さん元気け?」

まず息子より嫁かよ!

「こないだ氷川きよしのコンサートに行ったん」

まだハマってたんかよ!(実家にはCDがいっぱい)

「お母さんさ、ファンクラブにも入ったんさ」

55過ぎてそんなの入るのやめてくれよ!

「大宮と宇都宮でまたコンサートがあるから、
 モトコちゃん(母のイトコ)と行くの」

55過ぎて追っかけデビュー計画かよ!
そしてモトコおばちゃん、確か65ぐらいだったと思うけど大丈夫かよ!!

「東京で氷川きよしグッズを見つけたら買っておいてくんねけ?」

既にマニアの域かよ!

「正月には帰ってきなよねー。あんたが好きなマックスコーヒー
 買っておいたからさー。50本ぐらい」

買い過ぎだよ!!…ゲホゲホ(突っ込みすぎてノド痛めた)

ちなみにマックスコーヒーとは北関東と千葉でしか売っていない
缶コーヒーのことである。

しかし、そうは言ったものの5年ほど前父が他界し、
僕も弟も実家を離れ、母は1人暮らしである。
母はいつも

「家族みんなで暮らすことが何よりの幸せ」

と言っているので、僕は母と話すたびに
このことを後ろめたく思い、胸がチクチクする。

だから氷川きよしでも何でも楽しみがあり、
少しでも寂しさを紛らわすことができれば、
それはいいことなのだろう。

氷川きよしねえ…。演歌かあ…。

オフクロさんよ〜♪

そりゃ森進一だろ!

12月11日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る