ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
[5183672hit]
■お達者クラブ〜↑(語尾上がり)。
友達とクラブに行くことになった。嫁も誘ってみたが
「夜勤で泊まりだから行けない」とのこと。
「いいよ。私にかまわず行って来て」
字面だけを見ると大変理解のある嫁のように思えるが、
内心は不機嫌極まりないのである。
長年連れ添って養われた感覚で分かる。
鋭い嫉妬オーラが痛いほど伝わって来る。
「可愛い子と遊んでおいで」
そら来た。
「ナンパじゃないよ〜浮気じゃないよ〜
友達と遊ぶんだって言ってるだろうに」
僕は必死に念押しするのだけれども
「ま、ワタシは今夜いないから何をしてもばれないよ。
楽しんできてね」
…僕は何でこんなに信用がないんだろうか。
いつか刺されそうで怖いよ〜。
そして夜、仕事が長引いてしまい、急いで会社を出ようとした時、
Nさんとすれ違った。
「何急いでるの」
Nさんは典型的な45歳ぐらいの七三分けのおじさん。
「これから……飲みに」
「こんな時間から〜?怪しいな〜。ひょっとして風俗?」
おじさんらしくエロな話題に持っていくNさん。仕方ないので
「実は、クラブに」
と僕は答えた。Nさんはずいいっと僕に迫ってきて、言った。
「ほう!クラブか!実は僕も行きたいと思ってたんだよ!
今度連れて行ってくれない?」
はああ?
「Nさん…クラブ↓(語尾下がり)じゃなくて
クラブ↑(語尾上がり)ですすよ〜」
「うんうん分かってるよ。僕はクラブカルチャーっていうのかな、
それに興味あるんだよ」
45才でカルチャーとか言われてもなあ…。
仮面ライダーごっこをしている幼稚園児達に
おじさんが「いーれーて」と言っている様なもんである。
不気味だ。
「よしたほうがいいです。おそらく5分で出たくなります。
ていうか絶対浮きます」
とは言えなかった。
いつか催促されそうで怖いよ〜。
10月12日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る